● いつもありがとうございます、まこちょです。
私たちには相手に「期待し」、相手から「期待される」生き物です。結果はさておき、お互いに必要とされている感覚ってやっぱりいいものです。気分よくなりますので、できれば「期待」の言葉を掛け合っていきたいものですよね。
ところでこの言われてほしい(言いたい)「期待」の言葉、英語ではどういうのでしょう?expectなどはよく聞いたことがあるかと思いますが、実は他にもたくさんの表現があるんです。
中には誤解を生みそうな、知らないと困る表現もありますよ。
そういうわけで今回は「期待する」を英語で表現してみようと思います。ぜひマスターして今後の英語学習にお役立てください。
「期待する」を英語で表現してみるとこうなる
hope
やはりまずはこれでしょう。hopeはよく耳にする表現で、実現する可能性が非常に高いときに使うのがポイントです。
この単語は表現するときに形に注意しましょう。
hope to V
hope that S+V
hope for 名詞
とくにhope for 名詞の形には注意!hopeは後ろに直接、目的語の名詞を置けないんですね。
例
I hope that she can get away from her abusive husband.
「彼女が、暴力をふるう夫から逃れられることを期待しています」
We were hoping for good weather.
「私たちは天候がよくなることを期待していた」
wish
hopeと同じくらいの知名度を誇るのがwish。ただしニュアンスはだいぶ異なります。
wishは「実現しそうもない」ときにつかわれ、これがhopeとの最大の違いになっていますね。おなじ「望む」なのですが。
したがってこの表現は非常に誤解を受けやすいことをおぼえておきましょう。受験を控えた友人などに「受かるといいね!」なんて声をかける時に
I wish you would pass the entrance examination.
なんて言おうものなら、相手との関係が険悪になることは間違いありません。wishは「実現可能性がほとんどない」場合に使うのですから、この文のニュアンスは「(あなたは受からないと思うけれど)受かるといいね!」といったニュアンスを相手に与えてしまいます。こんな時は先ほどのhopeを使い
I hope that you will pass the entrance examination.
と表現すればバッチリです!
例
He wished John were with him.
「彼はジョンが一緒だったらいいのにと願った」
またwishには「実現可能性が低い」とき以外にも「幸運的なもの」を願うときにも使えます。
例
We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year!
「よいクリスマスとよい新年を!」
expect
この単語はよく聞く単語だと思うんですが、実は先ほどのhope、wishとはだいぶ使い方が異なります。
hope / wishが「本人たちが望んでいる」というニュアンスなのに対して、expectは当然起こることを「予期する」というニュアンスに近いんです。「見込まれる」「妥当だ」といった感じです。
例
The school expects a lot of its students.
「その学校は生徒たちに多くのことを期待する(見込んでいる)」
I expected him to understand what I wanted.
「私が何をほしがっているのか彼が理解してくれることを期待していました(見込んでいました)」
anticipate
この表現もexpectと使い方は似ていますが、「見込んだ上で備える」というニュアンスになります。
例
I had anticipated that he would do that.
「彼はそうするだろうと予想して手を打った」
look forward to
これは英語学習でもおなじみですね。「心待ちにしている」という表現で、メール等でも使える便利な表現です。
例
I’m looking forward to meeting you.
「お会いするのを楽しみにしています」
この表現を使う時はtoの後ろが名詞か動名詞(~ing)形が来ることに注意してくださいね!
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。この「期待する」表現、なんかお互いにハッピーになれる気がするのは気のせいでしょうか?このような言葉はどんどん使っていきたいものです。
また会いましょう!
コメント