● みなさん、こんにちはまこちょです。
よくTOEICを初めて受けるのですが、やり方がよく分からない、おススメの参考書は?という質問を受けます。
大学でTOEICが単位修得の条件になっていたり、社会人の方などは昇進のために必要だったりとその理由は様々ですが、TOEICの学習をする以上どうせなら計画的に行いたいものですよね。
そこで意気揚々と本屋さんにTOEIC関連の参考書・問題集を漁りに(?)いったりするわけですが、まず初心者がビックリするのがTOEIC関連書籍の多さ。いや本当に多くてびっくりします。
これほど多いと正直何をやっていいのか全く分かりません(笑)ましてやTOEICを初めて受けるという英語学習者なおさらで、思わず「もうなんでもいいんじゃないの?」とか考えてしまい適当にその辺にあるTOEIC参考書を選んでしまう始末です。
こんなやり方では非常に効率が悪いですよね。
そこで今回は、TOEIC学習を効率よく行うためのロードマップを作ってみました。
もし、TOEIC学習を始めようと思っているが、何から手をつけていいか分からない、または効率よくTOEICスコアを取りたいと思っている人には参考になるかと思います。
TOEIC学習前に必ず行うべき準備
TOEICで効率よく学習したい人のバックグラウンドは様々なのですが、このロードマップは「初めて」TOEIC学習を行う人を対象にしています。
したがってもうすでにある程度のスコア(TOEIC700~900)を持っている人は対象外ですのでご了承ください。
① 公式問題集をまずは買う
当然ですが、TOEIC学習を始める場合、TOEIC試験にどのような問題が出るのかがさっぱりわからないのは当たり前ですね。
とりあえず敵(?)を知らなければ対策の立てようがありませんので、まずは「公式問題集」を1冊購入しましょう。
なぜ「公式問題集」なのかというと、やはり公式だけあって問題のクオリティに間違いがありません。
市販の問題集の中にはTOEICには出題されないような問題を平気で載せているようなものもありますので、信頼度からいったら「公式問題集」にはかなわないですね。
② 実際に1回やってみる
公式問題集を購入したら、実際に問題に取り組んでみましょう。もちろん全く問題の傾向も知らないまま「素」で解いていきます。まぁいきなり解くわけですからスコアなんていきなり出るわけがありません。
問題を解く理由は他にあって
- 問題の傾向を知る
- 自分の弱点を細かく把握する
この2点を知るためにやるんです。特に2については今後のTOEIC学習について「しっかりと目的を持って行う」上で非常に重要ですね。
TOEIC学習はその気になったらダラダラとずっと行うことができます。そうすると効率が悪いですし、TOEICのスコアは短期間で取れるならそれに越したことはありません。
なるべくなら時間を測って行った方がいいのですが、TOEICの問題はリスニングパート(Part1~4)、リーディングパート(Part5~6)で計200問もあって結構量が多いんです。
ですから、もしまとまった時間が取れにくいのでしたらまずはリスニングパートだけを解いてみる、またはPart7だけを解いてみるといった、partごとに問題を解いてみても良いでしょう。
③ 自分の弱点をまとめてみる
ここまでやってみて感想はどうでしたか?「こんなもん解けるかよ!」とか思いませんでしたか?
わたしも最初にTOEICの問題を解いたときには上のような感想を持ったものです。ちなみに私の当時のバックグラウンドですが、英検1級、工業英検2級の資格は持っていました。
したがってTOEICに対してもどことなく「何とかなるだろ~」とタカをくくっていたのは否めませんね。
ですがTOEICの尋常ではない英文の量とリスニング条件の厳しさ(聴き取り1回のみ、メモ禁止)に目を丸くしました。あと、英文が長くてとにかく終わらないんですよね(笑)
「あ、これはてきとうにTOEICの学習をしても時間の無駄」と瞬時に感じました。最初のTOEICスコアが確か580程度だったと思います。
TOEICの公式問題集をやってみて、自分の弱点がどこであるかしっかりとあぶり出しましょう。どんな小さなことでもいいです。ここからTOEIC学習をどう進めていけばいいのか、具体的に計画を練っていくわけですね。
もし自分の弱点が上手くあぶり出せないという人は以下の点をチェックしてみてください。
【弱点チェック箇所】
① リスニングについて(part1~2)
⇒ スピードはどうだったか
⇒ 聴き取れたかどうか
⇒ 英文の短文を1回で理解できたかどうか
② リスニング (Part3~4)
⇒ スピードはどうか
⇒ ストーリーが分かったかどうか
② リーディングについて(Part5)
⇒ 英文法問題が理解できたか
⇒ 解くための時間はどのくらいかかったか
⇒ 問題に出てくる英単語・表現はどうか
③ リーディングについて(Part6~7)
⇒ 英文の内容が理解できるか
⇒ 英単語・表現はどうか
⇒ どのくらい時間がかかったか
⇒ 量はどうか
この辺あたりをざっと箇条書きで書きだしてみましょう。できるだけ細かくが理想ですが、要はこの結果を踏まえた上で次からの学習に反映させていくことが目的ですから、そこまで神経質になる必要はありません。
具体的にTOEIC勉強計画を練る
ここまで出来たらTOEICのスコアアップのために必要なプロセスはもう半分済んだようなものです。
ここから具体的にそれぞれの学習計画を練っていくわけですが、その時に注意しなければならないことがあります。
TOEICに限らず英語学習は全部そうですが、英語学習の天敵ってなにか知っていますか?それは
飽きる勉強計画を作らない
ことなんです。これは必ず意識してTOEIC英語計画を立ててください。ただでさえ英語学習は単語暗記など、地味な展開になりがちですのでどうしても学習にマンネリが生じがち。
それを防ぐために、英語学習はバラエティーに富んだやり方で行うのがいいんです。
例えば、「英語の勉強は必ず机の上で行う」なんてこだわらなくてもOK。
行きかえりの電車の中でもいいし、トイレの中、風呂場で半身浴のついでに、なんて言うのもありです。
わたしもTOEICの英単語を覚えるときは電車の中でと決めていました。ちなみに今現在でもリスニング関係は【すべて】車の中で通勤中に聴いています。
2倍速にしてシャドーイングをしていますが意外に面白いです。iphoneを使っていますので倍速なんかお手のものです。
要は自分が飽きない方法を考えて計画を作っていくのがポイント。特に重要な計画ポイントは以下の通りです。
【TOEIC学習計画を作る上でのポイント】
① 学習時間を決める(分単位で)
② リスニングパートとリーディングパートの両方の学習を必ず1日に取り入れる
③ メモ帳にその日に行った学習内容を記入する
④ 詰め込みすぎない。毎日継続できるくらいの計画を立てる
⑤ スコア600点を目指す場合は、まずはリスニング強化を念頭に入れる
これは私の経験上ですが、学習時間はダラダラやらないように分単位で計画を立てておいた方がいいです。また、その日の学習内容は簡単にメモしておくと良いでしょう。
それによって計画に無理がある場合、その都度修正することができます。
また、私はTOEICを2か月に1回のペースで受験していたのですが、そうすると計画内容は2か月のスパンで考えることになるわけです。その間は
● 計画を立てて実行する
↓
● TOEIC受験
↓
● 反省会
⇒ 私は日曜日の夜にこれをしていた。
↓
● NEW計画を立てる
⇒ やはり日曜日の夜に。手ごたえが残っているので計画が立てやすい
↓
● TOEIC受験
↓
● 反省会
↓
以下ループ
という流れを作っていました。こまめにPCDAを回していくのがTOEIC学習の成功の秘訣です。
もし計画を立てるのが苦手な人はスタディサプリTOEICもおススメ
最後にもし自分でTOEICの学習計画を立てるのが苦手な人は、その計画を外部に完全に委ねてしまい、自分は学習だけに集中するという選択肢もあります。
このスタディサプリTOEICパーソナルコーチは、ゴール到達までの学習プランを個人個人のスケジュールに合わせて考えてくれる画期的なコースです。
TOEIC®独特の出題形式への対応力まで、「いつ、何を、どれだけやるのか」明確な指針を提供してくれるプランです。自分で考える必要がないというのは便利ですよね。
こちらは口コミです
680点 →880点 200点アップ!
(30代女性 会社員Mさん)
報告がいい意味でプレッシャーになって、学習を継続できました。1人だったら、もういいやとなっていたと思います。
どうしても文法が苦手でPART5と6が伸び悩んでいて、どうしたらいいんだろうとなった際に、市販の教材も使いながら集中強化していく道筋をつけてもらえました。仕事が忙しくて、精神的にしんどい時もありましたが、報告がいい意味でプレッシャーになって、学習を継続できました。(スタディサプリ公式)
もし興味がある方は、以下の記事をのぞいてみてください。
あとがき
今回はTOEICを始める前に、いったいどの点を注意して計画を立てればよいのかを説明しました。
TOEIC学習はダラダラやっても効果が薄いです。しっかりと事前に計画を立ててそれに従って楽しく学習するのがコツです。それによってTOEICのスコアは決まるといっても良いでしょう。
ぜひ自分にあった計画を立ててみてくださいね。
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