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look、 seem、 sound、 は使い分けが必要?「~のようだ」の表現を覚えよう!

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動詞語法
この記事を読むと
look、 seem、 sound の使い分けが分かります

 

● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

英語の文型にはSVCという第2文型と呼ばれる形があります。以下のような例文が代表的ですね。

 

He is happy.

 

She became a teacher.

 

このSVCの第2文型はSとCが必ず「S=C」の関係になることで知られています。今回の例でしたらHe = happy、She = a teacherの関係になっていることをしっかり意識することは、SVOの第3文型との違いとしてしっかりとクローズアップしておかなくてはなりません。

 

 

ところでこのSVCの文型ですが、先ほどの「S = C」の関係さえしっかり守っていれば、動詞はbe動詞だけでなく何でも使えるという特徴があるんです。例えばざっと挙げるだけでも、

 

feel「~の感じがする」、look「~のように見える」、remain「~のままである」、turn「~になる」、taste「~の味がする」、smell「~のにおいがする」、etc…など、非常に数が多いんですね。

 

The company’s candy tastes very sweet.

「この会社のキャンディは、とてもあまい味がする」

 

His long‐cherished dream has finally come true.

「彼の長年の夢がついに叶った」

 

このように第2文型の動詞は多種多様であることをよく覚えておくと良いでしょう。

 

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「~のように見える」の表現

そして今回のお題は「~のようだ」の表現なのですが、この表現look、sound、seemなど非常にバラエティーが豊富。しかも使い分けなければならないので注意が必要です。

 

そこで今回はこのlook、sound、seemなどを徹底的に使い分けてみようと思います。

 

英作文等のライティングなどで非常に効果を発揮しますので、ぜひマスターしていただけると幸いです。

 

look / sound / seemのそれぞれのニュアンス

これらの単語はどれも「~のように見える」と表現することができるのですが、じつは使い分けが必要です。

 

look:「視覚的に」~のように見える

lookの元々の意味は「見る」であることからわかる通り、この単語は【視覚的に】~のようだ」の意味になるんです。つまり見た目で判断しているということですね。例えば走るジェットコースターを見て

It looks scary!

「怖そう!」

 

あくまでも見た目のイメージで「~そうだ」と言う時に使うんです。

 

lookの後ろに「名詞」や「文」を置く場合

lookを「~のようだ」と表現する場合、形容詞でしたら例のように直接lookの後ろにつければよいのですが、名詞や「文」を置くときには、あいだにlikeやas ifなどをつけて表現します。まとめると

 

●「~のように見える」

look+形容詞

look like 名詞 / S+V

look as if S+V

 

と意外にしっかりとした知識が必要になります。

 

She looked very nervous before the game.

「試合前、彼女はとても緊張しているようだった」

He looks like a nice guy.

「彼は良いやつに見える」

She looked as if she had seen a ghost.

「彼女は幽霊でも見たような顔をしていた」

 

appear とlookの違い

同じように「見た目」から判断する表現にappearがありますが、appearはlookと構文的に異なる部分があるんです。

 

appearは直後に形容詞を置けるのはlookと変わりないのですが、lookにはない要素として、直後に名詞や不定詞を置くことができるのが特徴的です。

 

といいますか、appearはappear to Vで使うのがスタンダードなのですが、to beの形になったときに、to beの部分を「省略」することができるのです。したがって

 

● appear to V 「Vするようだ」

appear( to be )名詞 / 形容詞

= appear 名詞

= appear 形容詞

 

The man appeared (to be) nice.

「その男は親切そうに見えた」

There appears (to be) a bug in this software.

「このソフトにはバグがあるようだ」

 

一見lookと違って、直後に名詞が置けるようなイメージですが、実は不定詞to beが「省略」された形であることに注意しましょう!

 

sound: 「聴覚的な情報に基づいたイメージ」を表現する

ところがこれがsoundになると「見た目」から耳で聞いた、つまり「聴覚的な情報に基づいたイメージ」を表現するときに使うようになります。例えば

He sounds happy.

「彼は幸せそうだ(周りから聞いた話によると)」

 

構文的な使い方はlookと全く一緒。したがって

 

sound+形容詞

sound like 名詞 / S+V

sound as if S+V

 

と表現できます。例えばジェットコースターの乗客の悲鳴を耳にして

It sounds scary!

「怖そう!」

That sounds like a lie to me.

「それは嘘じゃない? 」

It sounds as if you don’t like Tom.

「あなたはトムのことが好きではないように思われる」

 

seem: 「総合的なイメージ」で判断する「~のようだ」

ではseemはどうでしょうか。lookが「視覚的」、soundが「聴覚的」要素とそれぞれをクローズアップして使い分けるのに対して、seemは「総合的」と言ってよいでしょう

 

視覚的なもの、聴覚的ものを総合的に判断して「~のようだ」ですから、偏らないので非常に使いやすいという特徴を持っています。

 

ただし総合的に判断するのは「個人の主観」によるものが多いですので、意味的には「~そう」とか「~みたい」表現することが多くなります。

 

構文的なアプローチは先ほどのappearと同じ。元々はseem to Vという形で表現します。

● seem

seem to V

= seem (to be) 名詞 / 形容詞

= seem 名詞 / 形容詞

 

He seemed to be alone.

= He seemed alone.

「彼は孤独なようだった」

 

またseemはlookのように後ろにlike / as ifを使って表現することもできるんです。

He seems like a teacher.

「彼は先生みたいだ」

 

 

※注意!

seem / appear to Vの否定形の形は2種類あることに注意しましょう。

seem/appear to Vの否定文の形

don’t (doesn’t) seem to V

seem not to V

He doesn’t seem to know what he’s doing.

He seems not to know what he’s doing.

「彼は自分が何をしているかわかっていないようだ」

 

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あとがき

 

このように「~のようだ」の表現も多種多様な表現が可能で、しかも使い分けていますので、ぜひ一つ一つをモノにしていただければと思います!

 

また会いましょう。

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