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不定詞の名詞的用法の種類とは?意味と使い方を徹底解説!

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不定詞
この記事を読むと
「不定詞の名詞用法」の種類について分かります

 

● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

以前、このサイトで「不定詞の3用法の見分け方」についてその概略を記事にしたことがあります。

 

この不定詞はTOEICPART5の英文法問題ではもちろんのこと、TOEIC英文解釈でも非常に重要な箇所になりますので正確に見分けられることが重要です。

 

そこで今回は不定詞の3用法のなかでも「名詞用法」にポイントを絞って英文法を整理してみようかなと思います。

 

中には「え?これも名詞用法なの?」といったものもありますので、ぜひ今後の英語学習にお役立てください。

 

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To不定詞の名詞用法の基礎知識

to不定詞の名詞用法の基礎の部分についてちょっとおさらいをしましょう。「不定詞の名詞用法」の基本ポイントは以下になります。

 

基礎とはいえ非常に重要なポイントになりますので、しっかりと理解することが大切です。

 

【to不定詞の名詞用法の基礎】

  1. 文の要素になる(S / O / C / 前置詞のO)
  2. 意味は「~すること」が基本

 

To read books is important.

本を読むことは大切だ」

⇒ To read booksの部分がisの主語(S)になっている。

 

His hobby is to collect stamps.

「彼の趣味は切手を集めることです」

to collect stampsの部分がisの補語(C)になっている。

 

 

不定詞の名詞用法の注意点なのですが、前置詞の後ろに置くことはできないことに注意しましょう。こういった場合は、同じ「~すること」と訳せる動名詞句(~ing…)を使って表現します。

 

× I was good at to play tennis.

○ I was good at playing tennis.

 

これが名詞用法の基本なのですが、他にもさまざまな種類がありますのでご紹介します。

疑問詞+to V

to不定詞は疑問詞の後ろにつけることができます。そして全体で「名詞句」になりますので覚えておきましょう。もちろん文の要素(S / O / C / 前置詞のO)になります。

 

I don’t know what to do.

何をすべきかわからない」

I(S) don’t know(V) [ what to do] (O).

 

⇒ what to doの箇所がknowの目的語(O)になっている

 

He talked with her about how to swim.

泳ぎ方について、彼は彼女と話をした」

 

⇒ how to swimの箇所が前置詞aboutの目的語(O)になっている。

 

このように「疑問詞 + to V」は「~すること」とは訳しませんが、名詞用法であることは覚えておきましょう。主要な訳し方を以下に載せておきます。

 

what to V :「何をVすべきか」

when to V : 「いつVすべきか」

where to V : 「どこでVすべきか」

how to V:「どのようにVすべきか・Vする方法」

who to V :「誰をVすべきか」

 

この疑問詞+to Vの注意点ですが、疑問詞のうちwhyを使った用法はないことに注意しましょう。また疑問詞のうちwhatとwhichは後ろに無冠詞の名詞を置くタイプがあることも押さえておくと良いでしょう。つまり

 

what to V : 「何をVすべきか」

what 名詞 to V :「どんな名詞をVすべきか」

 

which to V : 「どちらをVすべきか」

which 名詞 to V :「どちらの名詞をVすべきか」

 

の2種類の形があるということです。

 

How do I know what size to buy?

どのサイズを買えばいいかどうやってわかります?」

 

I have no idea which button to press.

どのボタンを押せばいいのか全く分からない」

 

また、疑問詞 to Vですが、この不定詞を「V【すべきか】と訳していることからも判断できる通り、このtoshouldに変えた書き換え問題があることも押さえておきたいところです。

 

その場合はshouldの前に主語をしっかり書かなければいけないことも同時に学習しておきましょう。

 

I didn’t know what to do next.

=I didn’t know what I should do next.

 

仮主語・仮目的語

このto不定詞ですが、to Vの箇所が長くなってしまうことはよくありますよね。そうすると主語(主部)の部分がやたらに長い文が出来上がってしまい読みにくい英文ができあがってしまうことがよくあります。

 

通称「頭でっかち」の文といって、英語界(?)では忌み嫌われることが多いですね。例えば

 

To continue studying English is difficult.

英語学習を続けることは難しい」

 

この英文、赤い部分がis主語(主部)なのですが、やたらに長いために読みずらいことはなはだしいですね。こういう文を「頭でっかち文」といったりします。

 

もちろん読みにくいので嫌われる要素が十分ですので(笑)仮主語のitを置いてすっきりさせましょう。

 

 

It is difficult to continue studying English.

 

 

英語は頭(主語)が長くなければ、後ろはいくら長くなっても構わないんです。したがって仮主語のItを置き、to不定詞部分の「真主語」を後方に下げるんです。

 

たったこれだけで英文は各段に読みやすくなるんですよ。

 

このItは絶対に「それ」と訳してはいけません。仮に置いているだけですから。あくまでも本当の主語はto不定詞以下であることに注意しましょう。これも不定詞の名詞用法です。

 

仮目的語

先ほどの仮主語のitですが、このit、じつは「仮目的語」というのもあるんです。SVOCの第5文型の文でよく使われるのですが、これも気をつけないと気づかない場合があるんです。例えば

 

I found to study English important.

「英語を勉強するのは重要だと分かった」

 

 

この英文は間違っているのですが強引に作りました。このfoundはSVOCの第5文型を作ることができるのですが、この文SVOCのOの部分にto不定詞句が入っています

 

 

I(S) found(V) [to study English](O) important(C).

 

 

SVOCのど真ん中にこんな長くなるのが分かりきっている不定詞句を入れてしまうと、胴体の部分が長くなってしまって、やはり英文が読みにくくなってしまうんですよね。

 

 

したがってSVOCのOの部分に不定詞句などは使ってはいけないとルールで決まっているんです

 

 

したがってどうするか。この不定詞句のところも仮目的語のitを使って読みやすくするんです。

 

 

(S) found (V) it (O) important (C)  [to study English].

 

 

そうするとSVOCの間隔が非常に短くなり俄然読みやすい文ができるというわけです。もちろんこの  [to study English]の部分も「名詞」ですから名詞用法です。

 

このSVOC文型Oitが使われている場合は「仮目的語」のitをまず疑うようにしましょう。

 

S + V + it + C + to 不定詞

 

I thought it impossible for her to fail.

「私は彼女が失敗するはずはないと思った」

 

The software has made it possible to calculate fast.

「そのソフトウェアのおかげで計算が速くなった」

 

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あとがき

 

さて今回は不定詞の名詞用法の種類についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

 

 

不定詞は用法が多いですから、必ず見極めないと正確に読むことができませんので、ぜひじっくり学習してほしいと思います。

 

また会いましょう。

 

不定詞の学習方法について一から学習したい方はこちらの記事をどうぞ

不定詞の学習方法を一から知る方法

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