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関係副詞のthatと同格のthatの違いとは?その見分け方は超簡単だった!

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関係詞

 

この記事を読むと
関係副詞のthatと同格のthatについて分かります。

 

● こんにちは、まこちょです。

 

この「まこちょ英語ブログ」もこれまで関係詞関連の記事は比較的多くご紹介してきまして、そろそろこの件についてはネタがないかな?と思っていた矢先に、ある受験生から質問を受けました。

参考までに
www.makocho0828.net
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※他にもたくさんあります

 

その生徒の質問なのですが、なるほど、関係詞の質問は絶えることがないなぁというのが正直な感想ですね。今回受けた質問はなかなか鋭いものでした。

 

 

「先生、関係副詞のthatと同格のthatというのは、後ろの文が『完全な文』が来るということは共通しているじゃないですか?じゃあこの2つはどうやって見分ければよいのですか?」

 

 

 

というもの。

 

なるほど、確かにthatには関係代名詞のthatだけでなく【関係副詞】のthatもあります。そうするとあくまでも形上では

 

関係副詞のthat+完全な文

 

同格のthat + 完全な文

 

と全くそっくりになるのも事実。これの見分け方を教えろ、というわけです。

 

ちなみに私はこういった質問が生徒から出て来た場合、この質問者の「関係詞」の理解度はほぼ完成に近づいているな、と思い嬉しくなってしまいます。

 

なぜなら、関係詞系の問題を解くときに【後ろの形がどうなっているか?】というのが非常に重要なポイントであり、関係詞が苦手な方はこの点を第一のチェックポイントに持ってきません。

 

必ず先行詞から入っていくのは、関係詞が苦手な生徒の共通思考パターンです。

 

完全な文、不完全な文ってなに?と思ってしまった人はこちらの記事へどうぞ
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今回はこの関係副詞のthatと同格のthatは後ろの文の形が「同じ」完全な文ですので、そこからでは判断できないということになります。

 

では見分け方は他にないのか?ということですが、今回はその点を徹底的に解説したいと思います。ぜひ、今後の英語学習に役立ってくだされば幸いです。

 

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関係副詞のthatは関係副詞の「何でも屋」

まず、そもそも関係副詞にthatなんかあるのか?と思ってしまった人もいるかと思います。




関係副詞はwhere / when / why / howがありますが、関係副詞のthatはこれらの関係副詞と同じ機能を持っています。つまりthat関係副詞の「何でも屋」というわけですね。

 

ですから関係副詞where / when / why / howが使える場面では、基本的にはthatは使えるということになります。



This is the place where he lives.

= This is the place that he lives.

「これが彼の住んでいる場所です」



I know the reason why he left his hometown.

= I know the reason that he left his hometown.

「私は彼が故郷の町を去った理由を知っている」



このように関係副詞のthatはなかなか便利なやつなのですが注意点がいくつかあります。以下の点に注意しましょう。



【関係副詞thatの使用上の注意】


① 先行詞は省略できない


関係副詞の先行詞は「省略」することができます。


参考までに
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したがって先ほどの例ですが、



This is the place where he lives.




This is where he lives.




と表現することが可能ですが、関係副詞のthatは先行詞を省略することができません。



× This is that he lives.



② 継続用法(非制限用法)では使えない



継続用法というのは要するにカンマが関係詞の前についている用法ですが、これも関係副詞のthatは使うことができません。つまり, thatの形が認められていないということになります。



○ I was taking a shower at seven, when the lights went out!


× I was taking a shower at seven, that the lights went out!


「7時に私がシャワーを浴びていると、その時明かりが消えたんだ!」



この2点は必ず押さえておきましょう。


継続用法をもっと詳しく学習したい方はこちらの記事をどうぞ
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関係副詞のthatと同格のthatの違いとは?

では、関係副詞のthat同格のthatはどのように見分けるのか?なのですが、実は先行詞に違いがあるんです。



以前関係【代名詞】のthatと同格のthatについてはこちらの記事でご紹介しています
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that節の見分け方についてはこちらの記事を参考にしてください
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同格のthatの場合、前に来る名詞は「抽象名詞」に限るというルールがあるんです。

 

「抽象名詞」と一言にいってもたくさんありますが、同格のthatとともに使える抽象名詞は以下のものに限ります。

1. fact (事実、こと)関連
→ advantage, chance, conclusion, condition, difference, evidence, possibility など

2.news (知らせ)関連
→ notice, report, rumor

3. remark (発言)関連
→ claim, comment, theory など

4. idea (考え)関連
→ belief, hope, opinion など

5. order (命令)関連
→ command, demand, request など

6. feeling (気持ち)関連
→ anxiety, conviction, fear, recognition, supposition

(ロイヤル英文法より抜粋)

 

したがってこれ以外の名詞の場合は「同格」のthatと一緒に使うことはできないんです。


I heard the rumor that he’s living in India now.
「彼が今インドに住んでいるといううわさを私は聞いた」



rumor抽象名詞なので後ろのthat節は「同格」と分かります。


Tokyo is the place that I live.
「東京は私が住む場所だ」




the place抽象名詞ではありません。したがってthat「関係副詞」のthatということになります。



もしthatの識別に悩んでしまったら、thatを関係副詞のwhere / when / why / howに置き換えてみて意味が通るようであるなら関係副詞と判断しても良いでしょう。

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まとめ

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さて今回はいかがだったでしょうか。関係詞と接続詞の識別はいつでも質問が上がる箇所です。それゆえに苦手な方が多くいらっしゃいますが、ぜひモノにしてくださればと思います。




ではまた。

関係詞の学習方法についてよくわからない!という方は以下の記事で効率よく勉強しましょう。体系的に関係詞の知識を積み上げることができます。

「関係詞の効果的な学習方法について」に戻る

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