● いつもありがとうございます、まこちょです。
英会話を学習することは、英語の総合力を鍛えるという意味で非常に効果的です。英語の勉強の方法を聞くと、リーディング、リスニングは一生懸命やっているのですが、ライティング、スピーキングは後回しという人がよくいますが、あまり感心しません。
やはりアウトプットの学習を積極的に取り入れてこそ、本物の英語力は培われていきますので、ぜひ積極的に話す機会を設けるのが良いでしょう。
さいわい今は自宅に居ながら英会話を好きな時間にすることができますので、ぜひ検討してみても良いのではないでしょうか。
ところがスピーキングも最初はみな初心者ですので、失敗を恐れずにガンガンネイティブと話をしてみることが重要なのですが、ある程度慣れてきたら相手の顔色をじっくり観察してみることをおすすめします。なぜか?
じつは英語表現には、私たちが学校で習った表現でも、ネイティブ相手には「不快」に聞こえる表現とかがあったりするんです。しかもこれがなんと、中学生のときに習った表現の中にあったりするからビックリですね。
ええ?そんなのわかりっこないじゃん!って思うのもごもっとも。当然です、私たちはそういう風に学習してきちゃいましたからね。
そこで今回は、こういった英会話表現に注意すべし!というものを厳選して集めてみました。中にはそれもかよ!?といったおなじみの表現もあったりしますから、ぜひあなたの英会話ストックの中に注意表現として加えてあげてください。
また、くどいようですが英会話が初心者の方はとりあえず話すことが重要ですので、今回ご紹介する危険表現にあまり目くじらを立てずに、積極的に間違いを恐れずどんどん話しましょう!まずはこれが大事なんですよ。
ネイティブを怒らすかも?の英語表現①
OK / Okay
まずはおそらく誰でも使ってるんじゃないか?と思えるものをご紹介。なんと一発目は「OK」です。なんでこれが?って思いませんか。
OKという表現は私たちにとっては「大丈夫」「いいよ」というニュアンスで使っていると思うのですが、じつはこれ、微妙にニュアンスが違います。
正しくは「まぁ許容範囲だね」という意味に近いんです。もっと具体的に言うと「良くはないけれど、まぁ許せる」という感じでしょうか。少なくとも「いいね!」と大絶賛するようなイメージではありません。
例
His speech was okay, but it could have been better.
「彼のスピーチは問題なかった(許容範囲だった)が、もっといいものを期待していた」
なんか私たち日本人はこの表現を「オーケー」(いいよ!)のニュアンスが定着していますから、誤用には注意しましょう。
fine
え!これも?と思った方も多いかもしれません。そう、これもなんです(笑)。よくHow are you?に対しての受け答えなんかでI’m fine.と返事をしたりしますよね。
ところがこのfineですが、よくあるカン違いで「相手をほめる言葉」というイメージがあるのですが、fineには相手をほめるニュアンスはありません。fineの基本的な意味は「問題ない」という意味で、別に「褒めていない」んです。ですからもし相手の髪型やルックス系を「褒める」意味合いで
You look fine.
なんてやってしまうともう大変。「すごくいいわけじゃないけれど、気にするほどでもない」というニュアンスを相手に伝えることになってしまうんです!これはもしかしてとてつもなく失礼なのでは…(泣)
ちなみに「容姿」をほめる場合はfineではなくgreat、amazingを使うと良いでしょう。
cheap
cheapといったら「商品の値段」が「高い」「低い」の表現としてexpensiveとともに使うと学校で学んでいるかと思います。じつはこの表現もけっこう「危険」。
この単語、単に「安い」という意味だけ伝わればよいのですが、じつはカタカナ日本語でも「チープ」と、「品質が悪く、安っぽい」という相手にネガティブなイメージを与えてしまうんです。ただ単に「安い」だけを伝えたいのならばinexpensiveを使うのが良いでしょう。
ちなみにこのcheap、「人」を主語にとると「ケチな」「安っぽい」の意味になって相手に与える印象は「最悪」であることも覚えておくとトラブルに巻き込まれないかも。
例
He is a cheap-looking man.
「彼は安っぽい男だ」
stupid
この単語は「頭が悪い」ことを示す単語で「slow」「foolish」とともに学習することが多い単語なのですが、このstupidはこの「頭の悪い」表現のなかでも群を抜いていることは知っていて良い事実です。
正直いってこの単語は【相手に向けて】使ってはいけないくらいキッツイ表現。理解能力が極めて低く、学習能力のない人というイメージを与える「侮辱」語なんです。くれぐれも相手に使わないでくださいね!
ネイティブを怒らすかも?の英語表現②
ここからはちょっと危険度指数を上げます(笑)今回紹介している英語表現はあえてスラングを避けています。あくまでも通常何気なく使っている表現が実は危険かも?というテーマでご紹介しているのはご了承ください。
Do you understand?
え?これって普通に使っていませんか?と思ってしまった方は要注意です。この表現、実は大人が子供をしかるときや先生が生徒に向かって言う表現で、どちらかというと「本当に分かってる?」のニュアンスです。つまりずいぶん上から目線で相手に伝えていることになるんですね。
「相手はわかってくれるだろうか?」というニュアンスを与えたかったらDo you know what I mean?を使いましょう。
I don’t know
これこそ極めつきですね。この表現、ひょっとしたら中学1年生で学習するかもしれません。まさかこの表現も危険度Aランクだなんてだれが想像するでしょうか。
もちろん意味は「わからない」なのは誰でもご存知だと思うのですが、じつはこれちょっとぶっきらぼうな表現です。日本語で表現すると「わっかんねえよ!」です(笑)なんか威張っていますよね。どっちかというと「さあな」的な感じで使うので注意が必要です。
このぶっきらぼうさを避けるにはまずI’m afraid「ざんねんながら」を最初につけて物腰を柔らかくしましょう。またそもそもI don’t knowは避けて、I’m not sure.やI have no idea.を使うのがベストと言えます。
例
I’m afraid, I don’t know.
しかしこんなのは教えてもらわないと独学ではちょっと厳しいですね…
Can you speak English?
最後にこちらをご紹介します。これってホントに?…て思うかもしれませんが事実です。なぜこの表現が「危険」なのかそりゃ分かるわけありませんよね。わたしもよく使いましたよ(笑)
この中学英語にバリバリ登場するこの表現、意味は「英語を話す能力が君にはあるのかな?」です。なんか相手を小ばかにした感じがしませんか?
そうCan you ~?はあからさまに相手の「能力」をたずねることになってしまい、下手をすると相手を「侮辱」している印象を与えてしまうのです。
したがってこういった場合、Can you ~?を使うのをやめDo you~?「~する習慣がありますか?」と聞くと良いでしょう。
Do you speak Japanese?
くれぐれもこういったニュアンスの違いを恐れないでくださいね!
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。このように私たちが普段目にしている英語表現でもネイティブにとっては「不快」に感じるものは結構あるんです。ぜひ段階を踏んで学習していただければと思います。
また会いましょう。
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