● こんにちは、まこちょです。
used to と be used toは非常に紛らわしいので入試によく登場しますよね。正直いじわるな問題だと思うのですが、これは「お約束」として押さえておかなければならないポイントになりますので注意しましょう。
その他の問題として今回は「感情動詞」の処理の方法について解説します。
ぜひ満点を目指してみてくださいね!
本日のお題
【問】
(1) He is proud that his father was a doctor.
= He is proud of his father ( ) a doctor.
① be
② being
③ having been
④ to be
(2) How ( ) do you take this medicine? – Three times a day.
① many
② long
③ soon
④ often
(3) His plan ( ) be abandoned.
① doesn’t ought to
② ought not to
③ ought to not
④ not ought to
(4) When cooking, oil ( ) food.
① used to frying
② used to fry
③ is used to frying
④ is used to fry
(5)The professor is ( ) with the student’s work.
① pleasing
② pleased
③ pleasant
④ pleasure
今回は5問、どれも入試頻出の問題をセレクトしてみました。
解説
前置詞の後ろは「名詞」か「動名詞」
(1) He is proud that his father was a doctor.
= He is proud of his father ( ) a doctor.
① be
② being
③ having been
④ to be
proudは形容詞で「自慢する・誇りにおもう」という意味です。後ろに続く形が決まっていて、
be proud that S+V~
be proud of 名詞・動名詞
の形をとります。つまり今回はthat S+Vの「節」をof~ingの「句」にする「書き換え問題」なわけですね。
「句」とか「節」とかよくわからないという人、こちらの記事をどうぞ
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この時注意するのは、「主語」と「時制」です。具体的には
①主節の主語(S)とthat節の中の(S)のチェック
● 主語が同じ⇒ ~ingの前に主語はいらない
● 主語が違う⇒ ~ingの前に「目的格・所有格」の形で主語を残す
②主節の【動詞の時制】とthat節の中の【動詞の時制】のチェック
● 時制が同じ⇒ ~ing
● 時制が違う⇒ having Vp.pの形にする
を確認します。
He is proud that his father was a doctor.
まず①ですが、主語が違いますよね。したがって主語を残します。his fatherを「目的格」か「所有格」で残すことになるので、今回は「目的格」の形でhis fatherが残っていますね。
時制は主節がis、that節内がwasですので時制が違いますね。
したがってhaving beenという形にしましょう。答えは③が正解。
訳「彼は父が医者であったことを誇りに思う」
動名詞の意味上の主語ってなに?と思った方、こちらの記事へどうぞ
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Howの疑問詞の種類は多種多様
(2) How ( ) do you take this medicine? – Three times a day.
① many
② long
③ soon
④ often
Howの後ろが( )で開いていますね。How( )~?の疑問詞は種類が豊富です。
こういったときはまず答えを確認すると良いでしょう。
Three times a day.
「1日に3回」と回数を聞いていることが分かります。したがってこの選択肢の中では④が適切ですね。
● How often~?「何度~か」
例 How often are there trains to Kyoto?
「京都行きの列車は何本くらい出ていますか」
ちなみにほかの選択肢を見てみると
● How many~? 「いくつ~か」
例 How many apples are there in the box?
「箱の中にいくつリンゴがあるか」
● How long~? 「どのくらいの間」
例 How long would [will] it take (me) to go there by bus?
「バスでそこへ行くとしたら[行くのに]どのくらい(時間が)かかるでしょうか」
● How soon~? 「どのくらい早く~」
例 How soon can I expect you?
「どのくらい早く来てくれますか」
Howの訳し方について極めたい方はこちらをどうぞ
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助動詞oughtの基本形を知ろう
(3) His plan ( ) be abandoned.
① doesn’t ought to
② ought not to
③ ought to not
④ not ought to
選択肢を見てみるとought「~すべきだ・~するはずだ」の使い方を問いているのが分かりますね。まずoughtは後ろにto不定詞を必ず使います。つまり、
ought to V
の形になるわけです。あとはought toの否定の形を覚えましょう。ought toはnotを間に挟めて「~すべきではない・~するはずはない」と表現します。つまり
ought not to V
と表現し、この型を知っていれば答えは容易に出るかと。②が正解ですね。
助動詞の問題をたくさんこなしたい人はこちらがおススメ
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used to とbe used toの違いについて
(4) When cooking, oil ( ) food.
① used to frying
② used to fry
③ is used to frying
④ is used to fry
この問題は厄介ですね。よくまぁこのような問題を作るなぁというのが正直なところです。
英語でused toというのは似た形が多くある学習者泣かせの問題なんですよね。
ここでまとめてみましょう
●used toのいろいろ
① used to V ⇒ 助動詞
「かつてVしたものだった」 toは不定詞のto
例 I used to smoke. But I’ve already quit.
「以前はタバコを吸ってたけど、もう吸ってない」
② be used to ~ing(動名詞)・名詞
「~するのに慣れている」 toは前置詞、したがって後ろに動詞の原形は置けないことに注意!
例 I’m used to working here.
「ここで働く事に慣れている」
この2つは非常に似ていて困ってしまう用法の1つです。まずはこの2つの違いをしっかりつかみましょう。
③ be used to V ⇒ 受動態
「~するために使われる」
この用法にも注意です。上の①、②が「合体」したような用法もあり「受動態+不定詞の副詞用法(~するために)」となっています。
例 These scissors were used to cut the paper.
「このはさみは紙を切るために使われた」
今回はどれでしょうか。「料理をする際、油は食べ物を揚げるために使われる」のですから④が正解になります。
まったく困った表現ですね(笑)
さらに細かい説明もあります。こちらの記事をどうぞ
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感情は「受け取る」⇒ 受け身
(5)The professor is ( ) with the student’s work.
① pleasing
② pleased
③ pleasant
④ pleasure
選択肢を見てください。pleaseは「感情動詞」で「喜ばせる」。感情動詞は「気持ち」を受けとるものが「主語」になった場合、必ず受動態で表現します。
ここでは「教授が生徒の作品に喜んだ → 喜びを受け取った」と考え、be
pleasedと「受動態」で表現することになります。②が正解。
感情動詞の表現についてはこちらの記事をどうぞ
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ちなみに①の場合、pleaseは他動詞ですから後ろには名詞が必要になります。
例 This toy is pleasing my baby now.
「このおもちゃは赤ちゃんを喜ばせているよ」
③のpleasantは基本はit is pleasantの形で使うことは覚えておくと良いでしょう。つまり [人] is pleasantの形では使わないのです。
例 It is pleasant here.
「ここは快適です」
pleasureはどうでしょう。もしこの選択肢が入ると The professor(S) is(V) pleasure(C)となり、The professor=pleasure「教授=喜び」となっておかしいと分かりますね。
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まとめ
今回はいかがだったでしょうか。文法問題のミスはそのまま英作文の間違えやすい箇所に直結しますので、しっかり理解するようにしましょう。めざせ全問正解!頑張ってくださいね。
ではまた
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