●こんにちは、まこちょです。
英語の学習は順調でしょうか。
今回の英文解釈はたった1文。ですが、前から順に読んでいくにはそれなりの注意ポイントがあったりします。
特に文の「切れ目」が判断できるようになると非常に解釈は楽になります。
長い文章ですが、SとVをキチンと捉えて解釈してくれればと思います。
本日のお題
【問】
At the time which we speak of the poor lad was not very well dressed, and wore shoes from which his toes peeped out; for his old father had barely the means of supporting his wife and children.
【解説】
主節のS+Vを探す。
● At the time which we speak … ⇒ Atから英文がスタート。いつもの構えでS+Vを探す旅に出かけますよ。
とりあえずこのtimeが主語になれないのはこれまでの学習がバッチリの人には造作もないこと、バレバレである。前置詞のAtが効いていますからね。
関係代名詞のwhich節がかかっている。主語(S)いまだに見えずだが、was not…で動詞は出てきているのだった。
At the time which we speak of the poor lad was not very well dressed,…
したがって何としてもwasの前に主語(S)になれる名詞が必要だ。
この時、関係代名詞の後ろの文は「不完全」な文になるという知識が非常に有効。つまり
At the time ⇐[which we speak of ●] the poor lad(S) was not very well dressed(V),…
と解釈できた人very good!! speak of とthe poor ladが実は繋がっていなかったのだった!
ladは「若者」 ここまでの訳は
訳「我々が話題にしているその頃は、その哀れな若者はあまりよい身なりをしていなかった」
主語(S)と動詞(V)がどれかさっぱり分からなかったという人、こちらの記事を流し読みだ!
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また「完全な文」「不完全な文」を学習したい人はこちらの記事へどうぞ
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等位接続詞andの繋いでいるものは?
続いて、
…, and wore shoes from which his toes peeped out…
andを見て、「等位接続詞の処理」が瞬時に頭に浮かび作業開始(笑)。woreがwearの過去形というのがえらいヒントになっている。
At the time… the poor lad was not very well dressed, and wore shoes…
と軽快にクリアしているはず!
訳「… その頃は、その哀れな若者はあまりよい身なりをしていなかったし、…靴をはいていた」
いちおう念のために!
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この靴にfrom whichの関係代名詞節がかかっている。あわてずにね。
… wore shoes ⇐[from which his toes peeped out]…
訳「… その頃は、その哀れな若者はあまりよい身なりをしていなかったし、足の指がのぞいていてみえる靴をはいていた」
セミコロンを馬鹿にしちゃダメ
どんどん行きましょう。
…; for his old father had…
「;」(セミコロン)は「接続詞の何でも屋」。ただしテキトーに読まれたくない場合、後ろに接続詞をつけてくれる。今回はforがついてるね。
forは後ろにS+Vと文が続くときはbecauseと同じ意味になる。「というのは~だからだ」
barely「かろうじて~する」
訳「というのもその子の年老いた父親にはかろうじて…しかなかったからである」
記号は重要!こちらの記事で強くなろう
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of+~ingは「同格」表現
続いて
… the means of supporting his wife and children
ofの処理はばっちりですか?ofはof+~ingで「~という」同格表現になるのだった。これも学習済み。
the meansは「資産=収入」
訳「というのもその子の年老いた父親にはかろうじて妻子を養っていくだけの収入しかなかったからである」
ofの識別なんて知らないよ!と思ってしまった人、こんな記事があったのでした
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完全訳はこちらです。
完全訳「我々が話題にしているその頃は、その哀れな若者はあまりよい身なりをしていなかったし、足の指がのぞいていてみえる靴をはいていた。というのもその子の年老いた父親にはかろうじて妻子を養っていくだけの収入しかなかったからである」
うん!何かこれまでの学習の成果が出てきた感じがしませんか?
まとめ
さて今回はいかがだったでしょうか? 今回のポイントを挙げておきますね。
① 主節のS+Vの判別
② 等位接続詞andの処理法
③ セミコロンの処理
④ ofの扱い方
学習ポイントは多いですが、何となく読み方が身についてきたんじゃないでしょうか!
ぜひ、丁寧に読み進めていただければ幸いです。
がんばってくださいね。
ではまた
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