● こんにちは、まこちょです。
長期休みが目前のこの時期、受験生は部活動もひと区切りついたのもあるのでしょうが、受験勉強がさらに熱を帯びてきています。
受験生にとってこの長期休み(夏休み・冬休み)は非常に重要な意味をもちます。
この期間をいかに乗り切るかによって受験が決まると言っても過言ではありません(いや、大げさではなく本当にそうなんですよ、これが)。
したがってもちろんこの時期の受験生に一番多い質問がやはりコレになります。
「長期休み(夏休み・冬休み)はどのように勉強計画を立てたらよいでしょうか?」
はじめに言っておきますが、この質問はぜひ肝に銘じてほしいですね。
なぜこの時期の勉強計画がそれほど重要なのか?本日はこの辺についてお話したいかなと思います。またこの長期休みでありがちなよくある失敗例もご紹介!
ぜひこの長期休みを充実したものにしてください。そういうわけで今回は英語の「え」も出てきませんがご了承ください。
これだけは注意!長期休み(夏休み・冬休み)の勉強計画
①「まんべんなく勉強する」の危険な罠
よくカン違いしてしまう受験生はこの時期、とにかくやたらに勉強種目を詰め込もうとします。まぁ受験生たるもの、この時期に遊んでいるというのはまれですから、基本的に勉強をやらないなんてことはほぼありません。
ですが科目の詰め込みはNGです。
確かに比較的まとまった時間を取ることができるこの期間、心理的にあれもこれも科目を入れたがる心理は分からないでもないです。
「まんべんなく勉強する」は聞こえはいいですが、裏を返せばそれは自分の「弱点」が絞り切れていないうえでの「まんべんさ」であるならば危険な兆候です。
よく生徒に「夏休みは何を勉強するの?」と聞くと、「英語」と返事が返ってくる生徒がいるのですが、これヤバいです。
まず「具体性」がない。
これはよくある失敗例です。やはり「長期休み」という感覚がそうさせるのでしょうか、やたらに計画が曖昧になっている人がいるのです。
長期休みだからといってなんでもまんべんなく勉強できるなどというのはまぎれもなく幻想です。この時期はどの科目をこなすにしろ、ピンポイント的な弱点補強が非常に重要。「英語」のどこが苦手でそれに対してどう長期休みで克服していくのか?単語なのかそれとも文法なのか?それを冷静にピックアップして対策を立てなくてはなりません。それが長期休みの受験勉強で成功するコツになります。まんべんなく勉強するは実は危険な罠であることを理解しましょう。
したがってまずはこれがポイント!
②「夏休みだけ」で何とかしようと思わないこと
さきほどのお話とリンクしますが、夏休みは思った以上に短いのです。ましてや受験勉強は年間を通じたマラソンみたいなもの。
したがって夏休みですべての勉強が完了することは絶対にありません。
したがって夏休みに限らず長期休みの学習ポイントは、「まだ受験勉強の中間地点にすぎない」ということを強く心に留めておくことなのです。つまり、夏休みでしたら秋につながる勉強計画を立てなければいけないということ。
長期休み(夏休み・冬休み)は一年間の受験勉強期間の一部にすぎないということを肝に銘じましょう。
③ 夏休みは実績作りが大事
先ほども触れた通り、夏休みはまんべんなくすべてをこなすことは不可能。したがってピンポイント的に弱点を集中学習することが成功の第一歩です。そのときに押さえておくべき非常に重要な成功ポイントがあるのです。それは、
弱点補強は絶対に中途半端にしないこと
これは重要です。何度も言いますが長期休みは弱点をピンポイントに攻めなければならないのです。そのときその弱点を長期休み中にもし克服できなかったら…?
そう、その負い目を秋以降に引っ張ってしまうことになるんです。これは精神安定上よろしくない事態に突入することになる。ただでさえ、秋以降は成績の面やなんやらで精神的に不安定な状況になりやすいのです。
それを防ぐためのポイントに、長期休みで弱点を【完全に】克服することが必須。そうすることで、長期休みの勉強内容に「実績」が伴うので、「これをやり遂げた!」という自信を秋以降に持っていくことができるんです。
先ほど言った「まんべんなく」などという勉強計画ではダメな理由が分かるかと思います。
ここからは細部をちょっと見ていきましょう。
④ 「明日があるから」は禁句
長期休みの勉強は、やはり期間の長さのせいなのでしょうか「間延び」する傾向があります。これまで1時間で終わっていた内容が2時間かかったりね。
でもこの辺が長期休みの怖さ、なんとなくこの「間延び」を自分自身で許してしまったりするんですよね。絶対マズイに決まってるじゃないですか。つまり普段と同じ内容の学習をしていて倍の時間が掛かっちゃっているわけですから、内容の薄さが見えるじゃないですか。
こんな時こそ自分自身で勉強態度を厳しく改めましょう。
「明日があるさ」という発想は長期休みの学習ではありがちな心理状態なのですが絶対やってはいけません。ましてやそれが自分の怠慢から来ているなんて最悪なのです。
ではそれを防ぐにはどうしたらいいか?簡単です。それは、勉強時間を「分単位」で管理すること。
どの科目をやるにしろ必ず時間をはかること。タイムを設定して「ヨーイドン」と心の中で唱えて勉強をスタートしてみてください。これおススメ。
ちなみにこの時間設定ですが、人によって違いますが80分設定が非常におススメ。なぜならセンター試験の科目(英語・国語)のテスト時間が80分だからです。
80分という時間感覚を体に覚えこませてください。
⑤「時間」が目標になるな
よく受験生に長期休みの計画を聞くと、やれ8時間だの10時間だの景気のいい話(?)が聞こえてきます。
その志たるや非常によいとは思いますがちょっと待って!みなさんの目標は「8時間勉強すること」ではないのです。
今日は8時間勉強した ⇒ 今日の勉強は充実したとは必ずしも言えないのが受験勉強の怖さ。みなさんは時間さえ過ぎれば勉強をしたと思ってしまうのもこの長期学習のカン違いしやすいポイントなんです。
「8時間勉強したから今日は勉強した」ではなくて、「集中して弱点克服に努めていたら、いつの間にか8時間立っていた」が理想なんですよ!
集中している受験生によく「1時間が10分くらいに感じた」と言われることがあるのですが、これこそ最高の状態。
「時間が過ぎたら勉強した」なんて都合のいい言いわけに過ぎないことを覚えておきましょう。
⑥「夜型学習は絶対やってはいけない」
これはちょっとした受験指導でよく言われることですが、非常に重要なポイントですのであえて取り上げてみました。
みなさんの受験は「夜」にあるのですか?
とまずはここでしょう。
良く長期休みに入ると途端にこれまでの朝型生活から夜型生活にチェンジする人がいますが、よほどの事情がある人以外はおススメしません。
確かに一見夜の方が集中しやすいように見えますが、長期的に見てそれはマイナスになります。必ず朝早く起きること。
「今日はなんか勉強に乗っちゃってね~、思わず朝4時までやっちゃったよ~」
非常にマズイ兆候ですね。
私など受験期の時にはどんなに勉強が乗っていたとしても必ず夜12時までには寝ていました。理由は受験勉強は一日だけではないからです。
毎日全く同じ時間から勉強を初めて同じ時間に布団に入っていました。そういうルーチンを作ることで体に勉強をする時間を覚えこませたのです。
おかげで受験が一通り終わるまで同じ感覚で順調にいきました。
驚異だったのが、受験勉強が終わり、もう合格発表まで済んでいた私ですが、そんな時ですら受験勉強をやっていた時間になると何かムズムズして落ち着かない感覚があったくらいなんです。
最初病気か?と思ったくらい(笑)
必ず徹底しましょう。
まとめ
さて今回はいかがだったでしょうか。今回は勉強計画というか「心構え」的なものを記事にしてみましたが、大事なことはこの瞬間は間違いなくもう2度と来ません。後悔のないよう、しっかりと長期休みを乗り越えてくれればなと思っています。
勝利の栄光を君に!
自分に負けるな!
ではまた
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