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助動詞の「過去形」は2種類あるってホント?「助動詞 have 過去分詞」について理解しよう!【やさしく語る英文法⑳】

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助動詞

 

この記事を読むと
助動詞の過去形は2種類あることがわかります。

 

● みなさんこんにちは、まこちょです。

 

英語の「助動詞」を教えていると非常に多くの質問を受ける箇所があるんです。そのなかでも断トツに多い質問が以下のような感じです。

 

 

「先生、助動詞 have 過去分詞ってなに?」

 

または

 

「mustの過去形ってhad toだろ?じゃあmust have 過去分詞って何なんだよ?」

といった質問が多いですね。

 

こういった質問を受けるたびに「あ~当然だよなぁ~」と思うんですよね。

 

中学校までは、canの過去形はcould(これも若干ニュアンスが違うんですが)またはwas(were)able tomusthad toと教わってきており、当然それは間違ってはいないのですが、高校に入ってからmusthave 過去分詞をつけて「過去推量」なんて突然学習するでしょう?

 

そりゃ混乱しないわけないですよ。

 

そこで今回はこの「助動詞 have 過去分詞」をしっかりと学習したいと思います。

 

いままで学習してきた助動詞の過去形と「助動詞 have 過去分詞」は何が違うのか?その点を上手く整理していきたいと思いますので、ぜひマスターしていただけると幸いです。

 

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助動詞の過去形は2種類ある

まず今回の記事において一番力説したいことはこれなんです。それは


助動詞の過去形について
①助動詞の過去形は2種類
②助動詞の意味によって過去形の形が決まっている

ということ。まずはここを理解していただきたいですね。


例えばmustなのですが、中学生のとき「~しなければならない」として教わったかと思うんです。



例 He must study English.
「彼は英語を勉強しなければならない


そしてmust「~しなければならない」【過去形】は、mustにはないので、have toの過去形、had toにするんだよと学習しましたよね。


例 He had to study English.
「彼は英語を勉強しなければならなかった



ところが高校に入ると、mustには「~(する)に違いない」という意味もあるのだと言われるんですね。



例 She must be a teacher.
「彼女は先生であるに違いない」 


つまり高校に入ってから意味のバリエーションが増えたわけです。まずここが「戸惑いポイント」。



そしてこの「~(する)にちがいない」の過去形「~したに違いない」も当然学習することになるわけです。



ところがmust「~したにちがいない」の意味のときにはhad toを使いません。ここが重要ポイントです。


「~したにちがいない」の過去形は「must have 過去分詞」の形にすると決まっているんですね。したがって



例 She must have been a teacher.
「彼女は(昔)先生であったにちがいない



となるわけです。



つまりmust「①~しなければならない」のときと「②~するに違いない」のときでは【過去形の「形」が違う】ということをよく頭に刻み込まないといけないということなんです。まとめると、


【助動詞のmust】

①「~しなければならない」⇒ 過去形は had to

②「~するにちがいない」⇒ 過去形は must have 過去分詞

他の助動詞も考え方は一緒

mustだけでなく他の助動詞も同じなんです。例えば


【can】

①「~できる」⇒ 過去形はcould(was able to)

②「~するはずがない」⇒ 主に否定文で。過去形はcan’t have 過去分詞


※「できる」の過去形についてはそのニュアンスの違いに気をつけよう
www.makocho0828.net


【may】

may「①~してもよい」「②~かもしれない」の2つの意味がありますが、現状①の意味は「May I ~?(~してもよいですか)」の時しか使われません。


したがってmay「かもしれない」の形を覚えておくと良いでしょう。


may 「~かもしれない」


may have 過去分詞「~だったかもしれない」


例 He may use this dictionary.
「彼はこの辞書を使うかもしれない


例 He may have used this dictionary.
「彼はこの辞書を使ったかもしれない


mayと同じ意味にmightもあります。使い方はmayと全く一緒ですね。


【should = ought to】


shouldはmustと同様、過去形がありません。したがって過去形の形はshould(ought to) have 過去分詞一本になります。


should = ought to 「~すべきだ・~するはずだ」


should have 過去分詞 = ought to have 過去分詞
「~すべきだったのに(しなかった)・~するはずだったのに(しなかった)」


例 She should have used this dictionary.
「彼女はこの辞書を使うべきだったのに(使わなかった)」

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まとめ

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さて今回はいかがだったでしょうか。今回のポイントはやはり「助動詞には2つ過去形の形がある」というこの一点につきます。


 

ぜひマスターして今後の学習に生かしてくださいね!


 

ではまた

助動詞の学習手順について知りたい方は、まず以下の記事を見て助動詞の流れをつかみましょう。

助動詞の学習手順の記事に戻る

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コメント

  1. yachiro より:

    わかりやすい解説ありがとうございます!また見に来ます!

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