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結果・程度の副詞節の倒置形 So ~ that / Such ~ thatの形とその対処法はこれだ!【第67回英文解釈】

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倒置

● こんにちは、まこちょです。

 

今回は某大学の和訳問題をセレクト。もちろん解釈上重要なポイントが満載なのは言うまでもありません。

特に「結果・程度」の副詞節、so~that、such~that「倒置構文」に慣れましょう。

 

ぜひ、英文を味わってください。

 

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本日のお題


【問】

① So intimate is the relation between a language and the people who speak it that the two can scarcely be thought of apart. ② A language lives only so long as there are people who speak it and use it as their tongue, and its greatness is only that given to it by these people.



さてどうでしょうか。第①文からなかなか手ごたえのある文章が並んでいますね。


ぜひじっくり取り組んで見てほしいと思います。


【解説】

[①の文]

So intimate is the relation between a language and the people who speak it that the two can scarcely be thought of apart.

主節の主語(S)と動詞(V)を見つけよう

● So intimate is… ⇒ いつも通り「主節の(S)と(V)を発見する」、これが英文を読む際の基本姿勢になります。特に【文中に出てきた前置詞のついていない名詞が文の(S)になる】は絶対に忘れないようにしましょう。そういう意味では、


×So intimate(S) is(V)


と取るのは非常に強引な解釈ですね。 なぜってintimate「密接な」という意味の形容詞。したがって主語(S)にはなれないのです。


そういうわけで仕切り直し。So intimateの部分が主語になれないと分かった今、この文はisの前に主語になれる名詞がないということになりますね。


… is the relation


ですが英文は主語(S)【必ずあるはず】なので、ここでピンと来なければいけません。


そう「動詞の前に(S)がなかったら【後ろ】に(S)がある → 倒置しているです。ここは、


So intimate is(V) the relation(S)


とisの後ろのthe relation主語(S)だったのです! この文はもともと


The relation… is so intimate that


so~that…構文「大変~なので…だ」「~」の部分を「強調」するために文頭に出た形だったのですね。relationは「関係」


訳 「…関係はきわめて密接なものであるので」


【基本例文】

His letter was so friendly that she was deeply moved.

So friendly was his letter that she was deeply moved.
「彼の手紙はとても友情のこもったものだったので、彼女は深く感動した」


この形はよく出題されると同時に和訳問題にもよく利用されます。ぜひ形に慣れておきましょう。

 

theに敏感になろう

(S)のrelationですがよく見るとtheがついていますね。


…the relation between a language and the people who speak it that…


もちろん初めて出てきた名詞にtheがつくことなどは基本ありません。これを「予告のthe」といいます。つまりこのrelation「関係」は【どんな】関係なのか、後ろから「説明」が入りますよとあらかじめ教えてくれているんです。ここではbetween以下がその「説明」にあたるわけですね。


the relation between a language and the people who speak it that…


訳 「言語とその言語を話す人々との関係はきわめて密接なものであるので」


予告のtheって何ですか?と思った方、こちらの記事をどうぞ
www.makocho0828.net


that以下は


… that the two can scarcely be thought of apart.


the twoは「その2つ」ここでは「言語とその言語を話す人々」を指しています。scarcely「ほとんど~ない」

訳 「言語とその言語を話す人々との関係はきわめて密接なものであるので両者を切り離して考えることはほとんどできない


thinkは深い単語!ぜひ押さえておいてください
www.makocho0828.net

[②の文]

A language lives only so long as there are people who speak it and use it as their tongue, and its greatness is only that given to it by these people.

 

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文型をしっかり把握しよう

A language lives…⇒ liveは「自動詞」が基本ですので、この文はここで文型が終わっています。S+Vの第1文型

訳「言語は生きる(存続する)」

続いて


only so long as there are people…


so long asですが後ろにthere are~「文」が続いてますから「接続詞」と分かります。so long as「~するかぎりにおいて」

訳「…人々がいさえすれば、言語は存続する」


peopleに関係代名詞のwhoがかかり、



…people who speak it and use it as their tongue,



このitが何を指しているのかはバレバレです。なぜならspeakは後ろに「言語」が来る時しか他動詞にならないからですね。ここではa languageを指していることは明白です。

表現をしっかりつかもう。おすすめ記事はこちらです
www.makocho0828.net

 

asの性格をしっかりつかもう

as は後ろが「名詞」ですから前置詞as。前置詞のasは「=」のニュアンスがあることに注意しましょう。ここではtongue「母語」ですから


?= 母国語


?は「言語」を指していることは明らかです。ここでは2つのitを指していることが分かりますよね。


訳「言語は、母国語としてそれを話し用いる人がいさえすれば、存続する」

 

文型を正確につかもう

つづいて


… and its greatness is only that given to it by these people.


its greatness「その偉大さ」。このits「言語」を指していますね。


its greatness(S) is(V) only that(C) given to it by these people.


この文はSVC第2文型を取っています。若干分かりずらいですが(C)代名詞that。これに後ろから過去分詞のgivenが修飾しているんですね。


代名詞のthatが何を指しているかですが、これだってSVC「S=C」の関係になることが分かっていれば、


its greatness = that


ですからthat「偉大さ」を指すのは明白です。


訳「言語の偉大さはこういった人々によって与えられる偉大さにほかならない」


文中の分詞についての処理はこちらに記事へ
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net


さて決まりました!全体訳はこちらです。


全体訳「言語とその言語を話す人々との関係はきわめて密接なものであるので両者を切り離して考えることはほとんどできない。言語は、母国語としてそれを話し用いる人がいさえすれば、存続するのであり、言語の偉大さはこういった人々によって与えられる偉大さにほかならないのである」

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まとめ

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さて今回はいかがだったでしょうか。今回のポイントは

 

① so~that構文の倒置
② 予告のthe
③ 文型の特徴をつかむ
④ 代名詞の特定法

 

でした!特にso~that構文の「倒置」は慣れておくのがいいでしょう!


ではまた

「倒置」の学習方法が今一つよく分からない方は以下のボタンをクリック!

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