● みなさんこんにちは、まこちょです
今回の英文法を無造作にセレクトしてみました。特に今回は関係代名詞の先行詞についてです。
ぜひ満点目指してトライしてくださいね!
本日のお題
【問】
(66) It is ( ) harder for adults to learn a new language than for children.
① most
② many
③ very
④ much
(67) ( ) seems easy at first often turns out to be difficult.
① It
② That
③ What
④ Which
(68) He lay on the sofa with his ( ) and soon fell asleep.
① arms folded
② arms folding
③ fold arms
④ folding arms
(69) One of ( ) in Florida is Orlando.
① most interesting place
② most interesting places
③ the most interesting places
④ the most interesting place
(70) She threw a glance at him ( ) could have killed a buffalo.
① she
② then
③ which
④ who
【解説】
比較級の強調
(66) It is ( ) harder for adults to learn a new language than for children.
① most
② many
③ very
④ much
( )の後ろが比較級に形になっています。仮にharderがhardの比較級ということが分からなかったとしても、後ろにthanがあるので気づくかと思われます。
thanがある文は、その前に比較級、other、ratherのどれかが必ずあるので注意しましょう。
比較級を「強調」する語句は比較級の【前】につけることになります。ちょっとまとめてみましょう。
【比較級の強調】
● … much( far / a lot / still / even ) + 比較級
と、このように「強調表現」はたくさんあるのです。したがって今回は④が正解。
ちなみにこの「比較級」の強調表現が設問になるとき、高確率で選択肢のなかにveryが入るのですが、絶対に選んではいけません。
veryは普通の形容詞・副詞を強調することはできるのですが「比較級」には使えないというルールがあるんですね。ぜひこの点は覚えておくと良いでしょう。
例 I am very happy.
例 I am much happier than you.
訳「子供よりも大人の方が新しい言語を学ぶのは難しい」
文構造をつかむ
(67) ( ) seems easy at first often turns out to be difficult.
① It
② That
③ What
④ Which
この問題は「見たことある!」とかいって①のitを安直に選ばないようにすることが大切です。仮に①のitが正解なら
×It(S) seems(V) easy at first often turns out to be difficult.
となりturns out to beの主語がないことになってしまうのです。
この文はturns out to beを(V)として生かすためには、
[( ) seems easy at first] often turns out to be(V) difficult.
と[ ]の部分が主語(主部)になってもらわないといけません。
したがって[( ) seems easy at first] はSになるのですから「名詞節(~すること)」にならなくてはなりません。
( )の後ろを見てみると、seemsの主語(S)がありません。したがって( )の後ろは「不完全な文」ということになります。thatは「~すること」と名詞節で使う場合、後ろの文は「完全な文」にならなければいけません。
「~すること」
●what +「不完全な文」
●that +「完全な文」
したがってここはthatは入れることができません。答えは③が正解。
訳「最初に簡単だと思えることは、結局難しいと分かるのはよくあることだ」
関係代名詞のwhat、that節について学習したい方はこちらです
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付帯状況のwith
(68) He lay on the sofa with his ( ) and soon fell asleep.
① arms folded
② arms folding
③ fold arms
④ folding arms
withには「~ながら・~したままで」という付帯状況のwithというのがあります。
この表現は公式があり必ず覚えましょう。
with + 名詞 + 分詞( Ving / Vp.p )
したがってまずは③④が×と分かります。
現在分詞(Ving)と過去分詞(Vp.p)のどちらを選ぶのかは、前の「名詞」との「態(能動態・受動態)」関係で決まります。
今回は
「腕【が】(人によって)折りたたまれている」ですので名詞と分詞は「受動態」の関係であると分かります。
したがって①が正解。
訳「彼は腕をたたんでソファに横になり、すぐに寝入ってしまった」
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one ofの表現を覚えよう
(69) One of ( ) in Florida is Orlando.
① most interesting place
② most interesting places
③ the most interesting places
④ the most interesting place
one of~は「~のうちの1つ」と訳しますが、この表現は「複数あるうちの1つ」という意味です。
したがってofの後ろの名詞は必ず「複数形」になります。
つまりこの問題はほぼ「知識問題」であることが分かります。of以下は最上級表現になることが多く、必ずtheが必要ですね。
one of the 最上級 + 複数名詞
と覚えておくと良いでしょう。正解は③。
訳「フロリダで最も面白い場所の1つはオーランドだ」
関係代名詞の先行詞はどれ?
(70) She threw a glance at him ( ) could have killed a buffalo.
① she
② then
③ which
④ who
この文は( )を境にして2文構成ですね。したがって( )の中は接続詞か関係詞が入ることになります。
Vの数ー1=接続詞・関係詞の数
だからです。
この知識が曖昧な人、こちらの記事に用意されています
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したがってまず①②が不適当と分かることが実力です。
選択肢③④は両方とも「関係代名詞」ですね。関係代名詞は「先行詞」を持ちますが、「代名詞」は先行詞にすることができません。したがってhimは先行詞ではないと考えられることが重要です。
そうここはa glance「一瞥(いちべつ)」が先行詞なのです。したがって「人」ではありませんので③のwhichが正解となります。
訳「彼女は彼に、野牛をも殺せたであろう一瞥をくらわした」
まとめ
さて今回はいかがだったでしょうか。入試問題、かつ単元別ではないので、なかなか難しいかと思われますがぜひ会得してもらいたいと思います!
ではまた
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