● こんにちはまこちょです。
みなさんは英語で「未来」を表す表現といったら何を思い浮かべますか?
そう大体はwillかbe going toを出すんじゃないかと思います。
中学生のころ「未来」を表すのはこれを使うんだ!っていって覚えさせられたかなと。
そしてよく書き換え問題なんかで
will =( )( )( )
という穴埋め問題をなつかしい!と思う方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
このように機械的な書き換えを難なくこなして、高校に進学したとき
じつはこのwillとbe going toは使い分けているんだ
ということを知るんですよね。これは私も当時、驚いたものです。
そこで今回はこの二つの未来表現の違いについて、徹底的に考えてみましょう。
マスターすれば英作文等で、中学のころの私が決してわからなかった、微妙なニュアンスを表すことができます。ぜひ身につけていただけたらと思います。
I’ll と I’m going toの違い
まずはこの違いから見てみましょう。
ある会話を例として挙げた方が分かりやすいかな。
ふらっと入ったレストランで、ウェイターから「ご注文は?」と聞かれて答える場合はこうです。
例①
ウェイター: Can I take you order?
私:I will have a steak, please.
このとき会話の「私」は決してbe going toと答えません。なぜか。
will と be going to にはこんな違いがあったんです。
[willとbe going toの違い]
【will】
● その場でとっさに決まったこと・無計画
【be going to】
● あらかじめ頭の中で決まっていること(その時点ではすでに決まっていたこと)・計画的
例①の場合、ふらっと入ったレストランで何を食べるか決める場合は、普通はメニューを見てからだと思うので、【とっさの判断】と言えます。したがってwillがふさわしいことが分かるでしょう。
もう一つ、これはどうでしょうか。
ある電話での旦那さんと奥さんの会話
例②
奥さん: Are you coming home straight after work?
「仕事の後はまっすぐ家に帰ってくるの?」
旦那: No, I’m going to have a drink with Mike tonight.
「いや、マイクと飲みに行くよ」
この会話で旦那さんはbe going toを使っていますよね。これはこの電話の時点で、マイクと飲みに行くのが【すでに決まっていた】んです。
これをもしwillを使って表現してしまうと、
I will have a drink with Mike tonight.
この場でとっさに決まったニュアンスを表すことになるわけです。
willとbe going toの練習問題
【問】次の( )に適切な語句を入れなさい。
(1) 3月15日から、パリに行く予定です。
I ( ) for Paris on March 15.
① will leave
② am going to leave
(2) よし!今夜は宿題をしよう。
I ( ) my homework tonight.
① will do
② am going to do
(3)「僕と結婚してくれる?」
( ) me?
① Will you marry
② Are you going to marry
【解説】
(1) 「3月15日から、パリに行く予定です」ですから、あらかじめ計画されていることが分かります。
したがって答えは②。
(2) 「よし!」が効いていますよね。これは「今」この場でとっさに決めたことを表しているのでしょう。
①が正解になります。
(3) これ「プロポーズ」じゃないですか。プロポーズの表現でbe going toを使うのを見たことがありません。
それは結婚することが「その時点ですでに決まっていたこと」ではなく、「その場で決めること」になるからです。
まぁある程度の「予感」は女性たるもの持っているかもしれないですけどね。もちろん答えもYes, I willですよ。
まとめ
さて今回はいかがだったでしょうか。must と have to、couldとwas(were) able toの 時もそうでしたが、やみくもに「=」で覚えてしまうと後になって修正しなければならないですからちょっと困ってしまいますよね。
今回もそうです。ぜひwillとbe going toの違いをつかんでいただければと思います。
ではまた
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