● みなさんこんにちは、当ブログ管理人のまこちょです。
さて、今回のお題はwhat節の処理の仕方についてです。本日も頑張っていきましょう!
ではLet’s 直読直解!
本日のお題
【問】下の単語を参考にしながら和訳しなさい。
①The habit of reading poetry should be acquired when people are young. ② What we acquire and learn to love when we are young stands by us through life. ③ It has been difficult in all ages for people who are past middle life to appreciate the genius of new poets who have arisen in their lifetime.
● habit 名:習慣
● appreciate 他:〜を鑑賞する
● poetry 名:詩
● genius 名:天才・才能
● acquire 他:〜を得る 身につける
● arise 自:生じる
● stand by : 〜のそばにたつ(役に立つ)
●in all ages : すべての世代において
今回は3文構成になります。
【解説】
[①の文]
主語Sを見つける
● The habit… ⇒ Sです。文の最初に出てきた名詞は文の主語になるというルールを忘れないでください。of reading poetryを< >でくくり should be acquiredにたどりつけば○。
The habit(S) <of reading poetry>should be acquired(V)…
主語(S)と動詞(V)を「一読」して見つけられなかった人はこちらへGO!
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of + 〜ingの処理方法は?
● of +〜ingの形は「同格」表現といってofを「〜という」と解釈し前の名詞にかけます。したがってここは「詩を読む(という)習慣」ですね。ここまでで、
①の部分訳 「詩を読む(という)習慣は身につけるべきである」
ofはなかなか深い?ofの識別方法はこちらの記事になります
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when以下は問題なさそうです。
①訳 「詩を読む習慣は若いころに身につけるべきである」
[②の文]
文頭のWhatの解釈方法は?
● What… ⇒ 前回の解釈でも説明しましたが、文頭のWhatを見たら、文末をまず見ましょう。
疑問文でなければこのwhatは「名詞節」のかたまりになり、S・O・C・前置詞の後ろの名詞のどれかになります。今回は「名詞節」ですので、what節を[ ] にくくってみましょう。
[What we acquire and learn to love ● when we are young] stands…
[ ] が上手く閉じられたでしょうか。 standsは動詞(V)です。節の中に【動詞は一つ】しか入りませんので、ここでは、
[What we acquire and learn to love (V) ● (when 〜)] stands(V)…
と、standsをwhat節の中に入れてしまうと動詞が節の中に2つあることになってしまいますね。また節は「単数」扱いですので、stand【s】とsがついているのも納得です。 このwhat節はstandsのSですので、「〜することは」と訳していきます。
訳 「若いときに身をつけ愛するようになったことは・・・身を助ける」
through lifeは「生涯を通じて」。
②訳 「「若いときに身をつけ愛するようになったことは生涯を通じて身を助けてくれる」
[③の文]
It の処理を考える
● Itには多種多様な意味があり一筋縄にはいかない単語です。
したがって意味が特定するまでは【とりあえず】「It」のまま読み進めると良いでしょう。文型は比較的あっさり取れるかと思います。
It(S)has been(V) difficult (C) <in all ages>…
訳: 「【It】はいつの時代においても難しかった」
ここまででこの文はSVCの第2文型を取っていますから、ここで文型が終わっていると意識することは重要ですね。
for people以下の解釈は?
● つづいてfor people ですが、peopleに関係代名詞のwhoがついてやや読みにくくなっています。( )でくくりpeopleにかけましょう。
…for people ⇐(who are past middle life)…
ここまでで、③の部分訳 「人生の半ばを過ぎた人々にとって」さらに読み進めると、
… for people ⇐(who 〜)to appreciate the genius of new poets…
不定詞toが出てきます。to appreciate … poetsで 「新しい詩人の優れた才能を鑑賞すること」さらにpoetsに関係代名詞whoがかかっていきます。 ( )に入れてpoetsにかけます。
…new poets ⇐ (who have arisen in their lifetime).
訳 「自分たちが生まれてから生じた(世に生まれた)新しい詩人」
It is 〜 for A to Vの形に気づく
● さてここまでで、特徴のある形が出てきました。気づいたでしょうか? It is 形容詞 for 〜 to Vの形です。( )の部分を外してみましょう。
It has been difficult in all ages for people to appreciate the genius of new poets.
この形のItは「仮主語」のitといって for people to appreciate the genius of new poetsを指していると分かります。
この時toVからではなくfor〜 からがIt の範囲なのは、for A はto 不定詞の主語(S)にあたるからです。
ですからfor A は「Aにとって」ではなく、「Aは」と主語として訳すのが正しいことになります。もちろんItは「仮」なので、「それ」などという訳はありません。
【It】=【for people to appreciate the genius of new poets】(S) has been (V) difficult (C) in all ages.
訳 「人生の半ばを過ぎた人々には、自分たちが生まれてから新しく世に現れた詩人の優れた才能を鑑賞することが、いつの時代にも困難なことであった」
Itの文を完璧にしよう!お勧めの記事がここにあります
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まとめ
今回の解釈ポイントはwhat節の処理の仕方と、仮主語構文に余計な修飾語句がついた場合の判別方法ということになります。
今後どんどん分量が多くなってくると思われますが、焦らず丁寧に処理していきましょう!あとそれと「音読」を忘れずに!ですね。
音読はやみくもに読むよりも「完全に構造を把握した文」で行うと効果絶大です。ぜひ取り組んでください。
ではまた〜。
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