● みなさん、こんにちはまこちょです。
さて、今回は過去分詞 (Vp.p) の解釈方法についてみなさんと考えていきたいと思います。
この過去分詞もどっちかというと忌み嫌われますね。ですが過去分詞(Vp.p)も基本的な考えは〜ingの時と同じです。
これが過去分詞 (Vp.p) の解釈方法だ
唯一違うのは過去分詞(Vp.p)は「名詞用法」がないというところがポイントです。
○過去分詞(Vp.p) ⇒ 解釈は2パターン
名詞用法「〜すること」と解釈するパターンがないわけですから、残りは形容詞用法と副詞用法しかないわけですよ。
○過去分詞(Vp.p) の用法 ⇒ 2パターン
①「形容詞句」→ 前の名詞にかかる
②「副詞句」 → 分詞構文になる
現在分詞(~ing)の処理方法ってどうやるんだっけ?と思った人、こちらの記事がおすすめ!
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ここで注意点過去分詞(Vp.p)の訳し方なのですが「形容詞句」だろうが「副詞句」だろうが必ず【受け身】「〜される・〜られる」と訳すことは覚えておいてください。
○「形容詞句」/「副詞句」の過去分詞(Vp.p)
⇒ 必ず「受け身」で訳す
本日の練習問題
では本日の[練習問題] です。以上の点に注意しながら解釈してみましょう!
[練習問題] 次の各文のVp.pの働きを指摘し、各文を和訳しなさい。
(1) I saw an old lady knocked down by a car.
(2) The woman run over by a car died in the hospital.
(3) Written in plain English, the book can be read without a dictionary.
[解説]
(1) I saw an old lady knocked down by a car.
sawが知覚動詞なのでSVOC文型になる。knockedはC。
I (S)saw (V) an old lady (O) knocked (C) down by a car.
OとCは必ず「主語と述語」の関係になるのでしたね。
したがって先ほどの【ルール】により「受け身」の関係になるわけです。
CをOにかける訳の出し方は絶対にやってはいけません。
訳:「私はある老婦人が車にはねられるのを見た」
OとCが必ず「主語→述語」の関係になるなんてマジ!?って思った人、この記事でリカバリー可能です。
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(2) The woman run over by a car died in the hospital.
run 〜 car が The womanにかかっています。名詞にかかるのは「形容詞」句の特徴でしたね。
The woman⇐[run over by a car] died in the hospital.
やっぱり「受け身」で訳してね。
訳「車にひかれた女性は、病院で死んだ」
(3) Written in plain English, the book can be read without a dictionary.
この文の主節はthe book can be read です。主節の文の発見の仕方は大丈夫でしょうか。
げ!そもそも主節って何よ?と感じてしまった人、まだまだ大丈夫です。
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したがって、Written in plain Englishの部分は主節の前にありますから「副詞句」ということになります。
副詞句の過去分詞(Vp.p)はすべて分詞構文ですよ。
分詞構文の訳しかたは意味がたくさんありますが、とりあえず「〜と・〜で」と訳しておくと良いでしょう。
訳「分かりやすい英語で書かれているので、その本は辞書なしで読める」
本日のまとめ
さて本日はいかがでしたでしょうか。今回のポイントを上げるならば「形容詞」にしろ「副詞」にしろ【絶対に】受身表現で訳す!これにつきます。
なかなか慣れるまでは解釈が難しい面もあるかと思いますがめげずにじっくり取り組みましょう!
ここでお知らせ
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この【読解英文法】の考え方を使って実際に解釈問題に取り組んでいますので、もしよかったらそっちも覗いてみてくださいね!
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ではまた!
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