● みなさんこんにちは、まこちょです。みなさんご機嫌いかがでしょうか。
前回、【主節】の主語Sと動詞Vを見つけるというテーマで学習いたしましたがここほんとーに重要なんですよ。なんせこれが見つからないとまともに英文読めないんだもの。
今回はその続きと第1文型(S+V)文型の解釈上注意すべきポイントを一緒に学習しますぜ。
主節のS+Vが分かることが重要
さて、前回の解説である生徒からこんな質問(文句?)をもらったんだよね。
「先生よ〜、主節、シュセツってうるせえよ!しゅらしゅっしゅっしゅっかっつーの!大体、主節が分かったから何だっていうんだよコラ!(ここで私のめがねを取る)」
最近、君ちょっと性格変わってきてない?
もちろん主節がわかったら「いいことがある」に決まってるじゃない!ちょっとまとめてみよう。
【主節が分かったらこんなにいいことがある】
① その文のメインの文がわかる
② 主節の文を軸に訳が決まるので毎回訳が「ブレ」ない
③ 主節の前の箇所は「全て」副詞だ
そうこの③に注目!これってさらっと書きましたが軽く流せないくらい非常に重要。
ちょっと練習問題
[練習問題]
主節のS と Vを指摘し、下線部を和訳しなさい。
(1) If it is fine tomorrow, let’s go swimming.
(2) Whoever calls me, I don’t want to answer the phone.
(3) When he was young, he ran 100 meters in 12 seconds.
[解説]
(1) この文章の主節はあっさり特定できるかと思われます。
今回のテーマはその先の話なんだよね。主節のS+VはLet’s〜以下ですが、この主節の前にあるIf節はどう訳すかが問題。
実はif節には2種類あって「副詞節」と「名詞節」がある。それぞれ訳し方が違うが主節の前にあるものは「全て副詞」だから、その訳出に悩む必要がないわけ。
副詞節のifは「もし〜ならば」と訳しますのでそれを訳にあてるとok。下線部訳:「もし明日晴れたら」
(2) 主節のS+VはI don’t want。したがってこの前にあるwhoever節は副詞節。whoever節も名詞節、副詞節がある。
ここでは「〜は誰だろうと」と訳すことになる。下線部訳:「誰が連絡してこようとも」
(3) 主節はhe ran。この前にあるものは全て「副詞」です。したがって副詞節のwhen節は「〜する時」と訳すことになっています。
下線部訳: 「彼が若い時」
どう?主節の文が特定できることで、その周りにある文の訳も「自動的」に特定できちゃうでしょ?
この特性は英文解釈上とても有効な【ルール】になるんだよね。したがって【ルール⑩】としておこうね。
主節の文の前にあるもの ⇒ 必ず「副詞」
さて、今回は第1文型(S+V)のポイントについて学習したい。
第1文型の文を解釈するうえで重要ポイントは2つかな。
第1文型のbe 動詞 ⇒「ある・いる」と訳すのが基本
やっぱり練習問題だよね。
[練習問題]
次の文を和訳しなさい。
(1) The cat is under the table.
(2) The book was on your desk a while ago.
(3) The girl is on the bridge over there.
[解説]
非常に簡単ですよね。ここはいきなり解答でも大丈夫でしょう。
(1) 「その猫はテーブルの下にいる」
(2) 「その本はちょっと前、あなたの上にあった」
(3) 「その少女は向こうの橋の上にいる」
第1文型で特に注意すべきポイントは「場所や方向を表す副詞(句)」が文頭に来ると「倒置」することがある、という点。
この時S → Vの語順がV → Sのように逆になる。
第1文型 ⇒ 倒置することがある
もう一丁練習問題
[練習問題]次の文のSとVを指摘しなさい。
(1) Under the table is the cat.
(2) At the end of the street stood a tall stone gate.
(3) Here comes our bus.
(4) Out came the man from the room.
[解説]
(1) 「前置詞のついた名詞」は主語Sになることが出来ない。
したがって< >の中に入れてしまいましょう。すると、is がV、the catがSと分かります。
(2) やはり同じようにこれまでの【ルール】を駆使して文を読んでいこう。At the end of the streetを(At the end)<of the street>とカッコにくくると、
<At the end><of the street>stood a tall stone gate.
となりstoodの主語Sがa tall stone gate以外ありえないことが分かるかと思います。
【ルール】を思い出してください。必ずSはあります。
(3) Hereは「副詞」ですので、やはりSになることができません。
これもSとVが「倒置」しています。comes = V、our bus = S。
(4) Outが「副詞」ですのでSになれず。したがって
<Out> came(V) the man(S)<from the room>.
と解釈できた方お見事!
どうでしょうか。「倒置」と聞くとなんかやたら難しく聞こえますが、実際はこれまでの【ルール】を使って、丁寧に読んでいけば、おのずとSとVはあぶり出せるのです。
最後に皆さんはThere 〜の文を知っていると思うけれど、この構文も「〜がある・〜がいる」という意味ばかり先行してしまって、〜の部分が構造上どうなっているのか曖昧な人が多いんですよね。
実はこの文もSとVが「倒置」したものであり、先頭のThereが「後ろのSとVが「倒置」しているよ〜と教えてくれているんですよ。
There V + S ⇒ Thereの文はSとVが「倒置」している
(例)There is a dog on the sofa.
is= V a dog = S 「ソファーの上に犬が一匹いる」
また、There V+SのVはbe動詞しか使えない、と思ってる人が多いがそんなことはないです。
一般動詞の「存在・出現・移動」を表すexist「存在する」、live「住む」、come「来る」、 arrive 「到着する」、happen「起こる」なども使うことが可能です。
(例) Once upon a time there lived a very happy prince.
「昔々とても幸せな王子様が住んでいました」
では!
コメント
知恵熱でそう。。。(泣)
コメントありがとうございます。
そうですよね~僕も高校のときはうなされてました(笑)