●こんにちは、まこちょです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
さて今回もストイックに(?)英文を読みますが歯ごたえがある英文ですので丁寧に読んでみましょうね。
ぜひ最後までたどりついてください。
ではLet’s 直読直解!
本日のお題
【問52】
① Anything we have today,including our lives,we owe,in the last analysis,to basic scientific research. ② If the fruits of this research were taken away,civilization would collapse and we would be back in the stone age.
[解説]
[①の文]
Anything we have today,including our lives, we owe,in the last analysis,to basic scientific research.
いきなり難解!SとVを見つけられるか?
● Anything we have today,…⇒ この文は難しい。でも、これまでの練習が積み重なっていれば読み切れるはずです!
Anythingは最初に出てきた名詞ですので、これが(S)になると仮定して読むのはいつも通り。
Anything we have today...
当然(V)を探す構えになりますが、その前にwe have today。
haveは他動詞ですが後ろに目的語(O)がない。つまり、we have todayがAnythingにかかっている。「関係代名詞」が省略されているんだね。
Anything ⇐[we have today]
訳「われわれが今日手にするものは何でも」
関係代名詞の省略についての記事はこちらがおススメ!
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次に動詞(V)が出てくるかと思ったら、
Anything we have today, including our lives,…
including+名詞。includingは今日では「前置詞」扱いとする場合が多いです。
訳「生活も含め、われわれが今日手にするものは何でも」
次こそは(V)、と思ったらwe owe,だって!?(笑)
Anything we have today,including our lives, we owe,…
we oweは「挿入」か?
このwe owe、「,~,」に挟まれているので、思わず「挿入」か?と思いますよね。
「挿入」についての基本知識はこの記事で!
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「挿入」はいったん文から取ってみるのがセオリーなのでその通りにしてみる。ついでに関係代名詞節、前置詞+名詞の箇所も文型に含まれないので全部取ってみよう。すると、
Anything(S)….to basic scientific research.
なんとAnything(S)の(V)が最後まで出てこないのだ。
したがってwe oweを「挿入」と捉えるのは間違いということになる。
oweの文型って?
ところでこのoweですが、この単語、使い方がowe A to B「AはBのおかげだ」と使う。
Anything,we owe,to basic scientific research.
この文toBの部分は見えているので分かりやすいけどAはいったいどこにあるんだろう?
ってもうわかったでしょう。AnythingがAなのだ。つまり we owe A to BのAの部分が「倒置」して文頭に移動しているのだ。いや~難しいですね!
元に戻してみましょう。
We owe anything… to basic scientific research
in the last analysis「結局」
訳「生活も含め、我々が今日手にするものは何でも、結局のところは科学の基礎研究のおかげである」
[②の文]
If the fruits of this research were taken away,civilization would collapse and we would be back in the stone age.
仮定法の文を見切ろう
● If the fruits of this research were taken away,… ⇒ If S were…と「仮定法過去」の文が使われています。
「仮定法」は簡単に言うと「ウソ」の文ですから、この文は
「もし研究の成果を取り去ったら(現実には取り去らないけど)」というニュアンスが発生することに注意しましょう。
the fruits of this researchは「研究の成果」、take awayは「取り除く」
訳「仮にこうした研究の結果を取り去ったら、文明は崩壊し、我々は石器時代に逆戻りであろう」
今回の全訳は以下になります。
全体訳「生活も含め、我々が今日手にするものは何でも、結局のところは科学の基礎研究のおかげである。仮にこうした研究の結果を取り去ったら、文明は崩壊し、我々は石器時代に逆戻りであろう」
まとめ
本日は第①文が全てでした。非常に難解ですがそれ故に読めたときはうれしいものですね。本日のポイントは、
① 関係代名詞の省略
② 挿入の見極め
③ 動詞の語法から倒置を察知
④ 仮定法のニュアンス
です。
ではまた
第一回英文解釈はこちらになります。
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第54回英文解釈はこちらになります
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