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関係代名詞中に出てくる「have to」のトラップ問題とは? A of Bの解釈方法など今回も仕掛けがたくさん登場だ!!

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直読直解英文解釈

●こんにちは、まこちょです。

 

さて、今回は「関係詞中に出てくるhave toの処理」について。一見なんということもなさそうに見えますが、実はこのパターン、知らないと困る「トラップ問題」があるんですよね。

今回の英文は内容も難しいですが、丁寧にひも解いていきましょう。

 

本日のお題はこちらでございます!

 

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have toのトラップ問題


【問】
① There are times in every man’s experience when some sudden widening of the boundaries of his knowledge has come and seemed to bring with it new life.② It may be some great book read for the first time not as a book, but as a revelation; it may be the first realization of the importance of what physical science has to teach us.


● revelation 名「啓示」


本日は2文構成です。トラップを見抜けるかな(意味深)?



【解説】

[①の文]
There are times in every man’s experience when some sudden widening of the boundaries of his knowledge has come and seemed to bring with it new life.

 

whenの先行詞は?

There are times in every man’s experience… ⇒ 文型自体はtimesで終わっているね。there~の文はS+Vの第一文型だし。

訳「誰の経験にも、…な時がある」


第1文型の解説はこちらの記事がおススメ!
www.makocho0828.net


「..な時」って言われても【どんな】時?」って疑問がわくよね。それをぶつけるように後ろを読んでいくとwhen節が見えてくる。


このtimesの「中身」を説明してくれるんだね。ok!


There are times in every man’s experience when some sudden widening of the boundaries of his knowledge has come…


some sudden widening of the boundaries of his knowledge(S) has come(V)だけど、(S)の部分が読みずらいね。ofが2つあるからなんだよね。


でもこのofの解釈方法はすでに習得済みだったりして。


some sudden widening of the boundaries of his knowledge



後ろのofは「知識の範囲」で問題ないけれど、前のofはちょっと工夫しようぜ。


sudden widening of the boundaries


A of Bはどちらか「動詞化」できる方を探すといいね。するとwidening「拡張」だけど「広くなる」って動詞化できることもわかる。


広くなる of the boundaries


【何が】広くなる」って?もちろん「範囲【が】」ですよね。


そうこのofは「主格」のofで「が」と訳せるのだ。


訳「誰の経験にも、自分の知識の範囲が何だか急に広くなり…な時がある」


こんなofの処理方法やりましたっけ?と思ってしまった人!これ!これ!
www.makocho0828.net

 

andの結んでいるものは?

そしてand。


and seemed to bring with it new life.


後ろはseemed現在形じゃないな、って感じながらandの前を探してみよう。すると、


when some sudden widening of the boundaries… has come and seemed to bring with it new life.


目の前にあったね(笑)


with itのitはsome sudden widening of the boundariesを指してるよ。


訳「誰の経験にも、自分の知識の範囲が何だか急に広くなり、それとともに新しい生命力が与えられたような感じがする時がある」


等位接続詞の処理法はお馴染み!こちらの記事で。
www.makocho0828.net
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[②の文]

It may be some great book read for the first time not as a book, but as a revelation; it may be the first realization of the importance of what physical science has to teach us.

 

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セミコロンを華麗に処理しよう


It may be some great book… ⇒ 文型自体は簡単。be動詞を中心にSVCの第2文型


訳「それはなにか偉大な本であるかもしれない」

ここで文型は終わっているから、このあとのread「動詞」でないことは分かってほしいところ。


It may be some great book⇐ [read for the first time not as a book, but as a revelation];


そう「過去分詞」なのだ。not A but B「相関構文」「AではなくB」

AもBも「前置詞」のasがついていますが、asは「=」と同じ。つまり


some great book not as a book, but as a revelation


some great book = not a book

some great book = a revelation


ということ。


訳「それは、単なる一冊の本ではなく、天啓の書として初めて読まれた何か偉大な書物かもしれない」


過去分詞の処理についての記事はこちらがおススメ!
www.makocho0828.net
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そしてセミコロンですね。「接続詞の何でも屋」だけど、


It may be some great book… ; it may be the first realization


ここってit may be…で2つの文が同じ「形」で繰り返されているんだよね。


したがってここの「セミコロン」はorと同じ意味合いで使われていると思われます。


訳「何か偉大な書物であるかもしれないし、…であるかもしれない


セミコロンとかそーいう記号嫌いなんだよねって思ってしまった人、こんな記事はどうでしょう?
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またofの処理法


つづいて、


… the first realization of the importance



またofかよ!と思いながら処理しましょう。


realizationは「認識」ですが「知る」と動詞化できるので、



知る of the importance


すると【何を】知る」となりますよね?もちろん大切なこと【を】知る」のだ。


このofは「目的格」のof。


訳「何か偉大な書物であるかもしれないし、…の大切さを初めて知った時であるかもしれない」

 

whatの文の構造は?

…of what physical science has to teach us. ⇒ of の後ろにwhat節がありますね。what節は全体で「名詞節」を作りますから、前置詞ofの後ろに置いてあるのは何ら問題ないんです。


問題はwhatとhas toの絡みなんですよ


whatの後ろは「不完全な文」が来ますよね。そう、後ろの文のどっか「名詞」の箇所が1つ開いているはずです。


え?何言ってるんだい?と思った人!こっちの記事が必要よ!
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ところでこの文って後ろの文の「どこが」空いてるんだろ?

分かってるぜ!ここだろ?


what physical science has to teach us



これだけじゃ甘いぜ!


what physical science has to teach us


そう、①だけじゃない!②の可能性もあるのだ


例 He has something to eat.
「彼は食べ物がある」


What does he have to eat?
「彼は食べるための何かを持っていますか」

今回の文もこの②のパターンなのだ。したがってhas toをみてすぐに「~しなければならない」などと訳語を当ててしまった方、今回は残念でした


訳「何か偉大な書物であるかもしれないし、また自然科学の教えてくれるものが何であるかを初めて悟ったときであるかもしれない」


さて決まった!今回の訳はこれで決まり!


全体訳「誰の経験にも、自分の知識の範囲が何だか急に広くなり、それとともに新しい生命力が与えられたような感じがする時がある。それは単なる一冊の本ではなく、天啓の書として初めて読まれた何か偉大な書物であるかもしれないし、また自然科学の教えてくれるものが何であるかを初めて悟ったときであるかもしれない」

 

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まとめ

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さて、今回はいかがだったですか?最後にちょっとしたトラップが仕掛けられていて焦りましたね!今回のポイントは

 

① A of Bの解釈方法
② セミコロンの処理
③ have toのトラップ問題

 

でした。


 

ではまたお会いしましょう!

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