●こんにちは、まこちょです。
今回のお題も、前回に引き続き「時制」の問題です。
文中にヒントを見つけて解くクセをつけていきましょう!
本日の文法問題
【問】次の問題に答えなさい。
(1) Everyone ( ) it.
① is knowing
② know
③ knows
④ are knowing
(2) Next Sunday he ( ) in Kobe for three years.
① has stayed
② stays
③ will stay
④ will have stayed
(3) Ken ( ) in England for two years when the war broke out.
① will have been
② has been
③ had been
④ would be
(4) Mary is absent today. She ( ) to Hokkaido.
① came
② has been
③ has gone
④ has arrived
(5) We ( ) for nearly thirty minutes when the train arrived.
① had been waiting
② have been waiting
③ have waited
④ will have waited
【解説】
(1) この英文を最後まで眺めてください。「時制」を決める言葉がありません。
ですがみなさんはサインが「ない」場合の対処法もすでに学習済み。「現在形」のサインです。
Everyoneが「単数名詞」ですので動詞が現在形の場合、「3人称単数現在の」sを付けます。したがって答えは③。ちなみにknowも「状態動詞」。したがって動詞で使う場合、進行形にすることができません。
(2) nextがありますね。だからまず「未来形」にしないとね。
この時点で①、②の選択肢が消せるのが無駄のない一流の「受験プロ?」というものです。さらに眺めますと、for three yearsがありますね。
「for + 期間を表す言葉」は「〜の間」と訳し、通常「完了形」とともに使われる言葉です。
したがって「未来形」+「完了形」ですから 「未来完了形」=will have +過去分詞の形が良いと分かります。④が正解です。
(3) さて、もう「時制」の解き方は慣れましたか?この文も時制を決めるヒントが満載ですね!
when the war broke outは「when+過去の文」ですので「過去形」にしましょう。また for two yearsは(2)と同じで「完了形」のサイン。
したがって合体しましょう。「過去」+「完了形」で「過去完了形」=had+過去分詞の形にすればいいと分かります。③が正解。
(4) Mary is absent today. が「現在形」の表現です。冒頭にもお話しましたが、英語において「時制」は我々の気分で勝手に変えることは許されていません。
次の文に特に時制を表す表現がありませんから、この文も「現在」の表現になります。そういう意味でまず①は論外です。
②〜④までは全て「現在」ですので候補なのですが、arriveは自動詞で使う場合、後ろの前置詞はat かinになります。
これはarriveの語法で覚えなければなりません。つまり残っているのは②か③、have gone to とhave been toの違いはしっかりと理解されているでしょうか?
[have been toとhave gone toの違い]
① have been to 「〜に行ったことがある(経験)」→ 行って【帰ってきている】」のが条件
② have gone to 「〜へ行ってしまった・〜へ行ったところだ」→ 行ったっきり。【帰ってきてない】のが条件
遠足は「行って帰ってくるまでが」遠足なのです。「京都に行ったことがある」と言える人はこの場に戻ってきていなければ京都を「経験してきた」ということにはなりません。
ここではMary is absent today.が「キー文」でした。「メアリーは今日いない」のです。つまり帰ってきていないので③が正解ですね。
(5) 「時制」のサインは2つ。for nearly thirty minutesとwhen the train arrivedです。
これまでしっかりと解説を読んでくださいましたみなさんには、for nearly thirty minutes =「完了形」、when the train arrived=「過去形」と捉えられて、「過去形」+「完了形」=「過去完了形」=had + 過去分詞と導き、選択肢を探したのではないでしょうか。答えは①になります。
まとめ
さて今回はいかがでしたでしょうか。
時制は慣れてくると「パズル」のように解くことができるようになりますので、ぜひヒントを見つけて正解を見つけるクセをつけるようにしましょう!
ではまた
コメント