●こんちは、まこちょです。
みなさんso that構文って聞いたことありますよね?そうこれって英文解釈上、結構な頻度で登場するやつです。あまりにもよく登場するのでイメージが強く、実はみんな良く知っているんです。
が!このイメージを逆手にとって、皆さんをトラップに追い込む形が最近猛威を振るっているのをご存知でしょうか?
今日はその点をテーマにしてお話ししたいなと。もうこれで今日から、so that構文を見ただけで、やみくもに型にはまった訳に飛び込むことはなくなるはず!
一歩上をいった、大人の解釈ってやつをやろうじゃないですか!
so thatのthatの品詞って?
まずはここから。
このso that構文のthatの品詞は「接続詞」になります。
したがって後ろの文は必ず全ての要素がそろった「完全な文」でなければなりません。ここ重要!
なんせ、今回のトラップはこの点をついたやつだからね。そうゆーわけで今回のルール、まずはこれでしょ!
例①: Talk louder so that I can hear you.
「聞こえるように、もっと大きな声で話してください」
なんかthat節が「副詞節」とかなんとか今一つ分からんって人、実はこんな記事もあった!!
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またこれはちょっと応用だけど、so that構文のthat節は「省略」されることがあるってのは覚えておいていいかも。
だから例①はこういう風にも書ける。
例②: Talk louder so I can hear you.
これが基礎なんだけども簡単に理解できるかと。
では練習問題いってみよう!
本日の練習問題
[問題] 各文を和訳しなさい。
(1) Work hard so that you may enter the college.
(2) It was very cold, so that I put my gloves on.
(3) The fact was so dangerous that I faced.
[解説]
(1) Work hard so that you may enter the college.
訳:「その大学に入れるようにしっかり勉強しなさい」
so that の後ろの文にcan(may)があると「目的」で訳すことが多いっす。thatの後ろの文がちゃんとすべての要素(S/O/C)などが揃っている「完全」な文であることはチェックね。
またこの目的のso that構文はin order thatの形でもよく使われるよ。
(2) It was very cold, so that I put my gloves on.
訳:「とても寒かったので(その結果)私は手袋をはめた」
so that の前に , (comma) か ; (semicolon)があると「結果」で訳すのが圧倒的。前から訳そう。
見よ!これがso that構文「トラップ」だ!
(3) The fact was so dangerous that I faced.
今回のso that構文とは趣旨が違うが、so~that構文もご紹介。この構文もthatは接続詞で「副詞節」を取ることは変わらないんだけれども、この構文を使った、いわゆる「だまし」問題があるんです。最後にご紹介しますね。
見てよこの文、一見するとso ~ that構文に見えますよね。「たいへん~なので…だ」の訳出が有名です。
The fact was 【so】 dangerous 【that】 I faced. ← so~that構文?
でも、もしこの文がso ~that構文ならば、thatは「接続詞」のはずですね。つまり「接続詞」のthatは後ろの文が「完全」な文になっていることが条件。
ですがfaceは「他動詞」でありOが必要です。ここがポイント!
… so dangerous that I faced → Oがない
つまり、このthatは「接続詞」ではなくて「関係代名詞」なのだった!!
関係代名詞のthatである以上、前に先行詞があるはずですよね。先行詞は「名詞」なので探してみると、この文なんと、thatの前に名詞は1つしかない。the fact。
つまり、この文関係代名詞節と先行詞が「離れた」文だったのである!試しに戻してみよう。
The fact ⇐ [that I faced] was so dangerous.
したがって訳はこんな感じ。
訳:「私が直面した事実はとても危険なものであった」
思わずこわ!っと叫びたくなる問題でしたね。
残念ながらこの文を見てso ~ thatの部分に単純に飛びつき、「大変~なので・・だ」などど訳を入れて満足してしまった方は何となく「慣れ」で解いてしまうタイプの人かも。 お互いに気をつけましょうね!
まとめ
今回のまとめですが、最後の問題は余計だったとしてもso that構文は解釈上よく使われる表現ですので、毛嫌いせずに果敢に訳してみましょう。あと「so thatトラップ」には注意してね!
ではまた。
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コメント
とてもわかりやすく説明していただけたので、疑問を解消できました。
ありがとうございました!
いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。