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このthat節は名詞節?形容詞節?副詞節?見分けられないとまともに英文が読めない件

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that節

● こんにちは、まこちょです。

 

みなさんの英語学習の1つにthat節がありますよね。このthat節、英文解釈上避けては通れない超重要箇所なのですが非常に生徒からの質問が多いところなんです。

 

 

このthatは名詞節、形容詞節、副詞節でしょうか?なんかどれも同じに見えるのですが、どうやって見分ければよいのでしょうか

 

 

といった疑問は誰しも一度は悩んだことはあるのではないでしょうか。

 

このthat節、もちろん正確に分類ができないと英文をまともに読むことができません。英文解釈上、キーポイントの一つになるthat節の見分け方、絶対に避けて通ることは出来ないんです。

 

そこで今回はこのthat節の見分け方をレクチャーしたいと思います。ここを押さえるとだれでも英文解釈レベルをぐっとアップすることが可能

 

ビシっと押さえて周りに差をつけてしまいましょう!

 

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まずはthat節の種類を知ろう

何はともあれここからいきましょう。

 

that節ってどんだけ種類あるの?というところをまずはしっかり身につけましょう。

 

とはいっても簡単に言うとたったこれだけなんですよ。

 

  • 名詞節のthat
  • 形容詞節のthat
  • 副詞節のthat             

 

that節の区分はこの3つ。

 

もちろんこのthat節は○○節だ!っていえないと上手く訳せません。したがってthatをじ~っと見てるだけじゃあそれは分からないんです。

 

いまからこの3つの節の判別が出来るようにするわけですが、その前にそれぞれの節の特徴を説明しておきますね。

 

● 名詞節のthat 

  1.  接続詞
  2.  文のS / O / C になる(文型の一部になる)
  3. 「~すること」と訳す
  4. 前の名詞と「同格」の関係になる

 

名詞節のthatは文字通り「名詞」ですから②のルール通り文の一部になるのが最大の特徴です。英文中に出てくる「名詞(句・節)」の役割については「英文に出てくる名詞の役割とは?」で詳しくご紹介しています。

 

例: I think that he is a teacher.   

「私は彼が先生だと思う」

 

I(S) think(V) [that he is a teacher](O).

 

 

このthat節は名詞節thinkの目的語(O)になっています。もしthat節を取ってしまうと

 

 

I think(V)(O)がない.

 

 

と間違った文ができてしまう。thinkが他動詞なのに後ろに名詞がない変な文章が出来てしまいますよね。that節が文型の一部になっているからなのです。that節が名詞節で、英文のSVOCの一部になっていることが正確に分かるには、動詞の使い方と、その文が適正「完全な文」なのかそれとも不適正「不完全な文」なのかをしっかり判断できる能力が不可欠です。

 

 

【参考】他動詞・自動詞についての詳しい記事はこちらになります

www.makocho0828.net

【参考】「完全な文」「不完全な文」って?と思った方、こちらの記事へ

www.makocho0828.net

 

 

● 形容詞節のthat

  1.  thatは関係代名詞
  2. 前の名詞にかかる
  3. 文型に入らない(修飾語句Mになる)

 

形容詞節のthat節は別名「関係代名詞節」といって、先行詞(thatの前の名詞)にかかります。名詞にかかる形容詞(句・節)は修飾語句といってSVOCの文型の中に入らないのが最大の特徴です。

 

 

例: I have a pen that I bought yesterday.    

 「私は昨買ったペンを持つ」

 

 

このthat節は形容詞節that以下がa pen にかかっています。つまり、

 

 

例: I have a pen ⇐[that I bought yesterday].    

 

 

となるわけです。文型に入りませんからthat節以下を取り除いても

 

 

I(S) have(V) a pen(O).

 

 

と後にはちゃんとした文(ここはSVOの3文型)が残ることになります。この文型の一部になるか、それとも文型から外れるかが、that節の名詞節と形容詞節の最大の違いであることを理解しましょう。

 

● 副詞節のthat

  1. 接続詞
  2. 名詞節・形容詞節以外
  3. 形が決まっている(so that ~ / so(such) ~that / 「感情の原因」「判断の根拠」)
  4. 文型に入らない

 

 

 

副詞節のthatも接続詞で、そういった意味では名詞節のthat節と似ています。ただし副詞節のthat節は形が決まっているのが最大の特徴。また名詞節と違い文型に入りませんので、取り除いても後にはしっかりSVOCがしっかり定まった文が残ります。

 

主な副詞節のthat節をご紹介します。どれも特徴がありますので覚えてしまいましょう!

 

① 感情の原因「~して」

 

I was glad that she passed the exam.    

「彼女が試験に合格してうれしい」

 

 

このthat節は副詞節。that節がglad「うれしい」という感情を表す原因を表しています。副詞ですから文型SVOCには入りません。

 

I(S)was(V) glad(C) [that she passed the exam] (M)

 

that節以下を省いても後には「完全な文」が残ります。 

 

I(S)was(V) glad(C)

 

②判断の根拠「~なんて」

 

He must be mad that he said such a thing.

「彼がそんなことを言ったなんて、気がおかしいに違いない」

 

この文もthat節以下が「副詞節」。He(S) must be(V) mad(C)と文型がそろっている「完全な文」で、that以下が文型に入っていないのは、先ほどの「感情の原因」のthat節と全く一緒ですね。

 

He(S) must be(V) mad(C) [that he said such a thing](M).

 

③ so that 構文

so that構文のthat節も「副詞節」です。この構文は「目的(~するように)」「結果(その結果)~」の2つの訳し方があります。結果用法のときはsoの前に「,(カンマ)」がつくことが多いです。

 

Talk louder so that I can hear you.

「聞こえるようにもっと大きく話してくれ」

 

I drove for five hours, so that I was very tired.

「5時間もドライブしてとても疲れたよ」

 

ちなみにこのso that構文はsoとthatのうちどちらか片方が「省略」されることが多い事も覚えておきましょう。なんか厄介ですよね。

 

She overslept, so she missed the train.

「彼女は寝過ごしたので、電車に乗り遅れた」

 

④ so ~ that /such ~that構文 (程度)

 

It was such a wonderful movie that I saw it five times.

「5回もみてしまうほど、それはすばらしい映画であった

 

ちなみにso ~that構文については「気をつけろ!so~that構文にはトラップがいっぱいだ!」の記事に詳しいのでぜひ読んでいただけたらと思います。

 

このように副詞節のthat節はある程度形が決まっていることもあり見分け方は難しくありません。問題は名詞用法と形容詞用法を見極め方ということになります。でもこれもコツをつかめば一発なんですよ!

 

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that節を見たら後ろの文に注目する

 

この2つの節の見極め方なんですが、じつはコツがあります。そう注目ポイントがあるのです!

 

● 名詞節と形容詞節の判別の仕方 ⇒ thatの後ろの文に注目!

 

thatの後ろの文に注目しましょう。面倒くさいとか思っちゃいけません。ここがしっかりできる人が他人に「差」をつけるポイントになるんです。具体的には次の点をよく見ましょう。

 

 

● that節の後ろの文

 

① 後ろの文が「完全な文(必要な要素が全てそろってる)」

thatは接続詞(名詞節

 

② 後ろの文が「不完全な文」

thatは関係代名詞 (形容詞節

 

 

例①

… that I know it.

 

 

that以下の文を見てみるとI(S) know(V) it(O)とSVO全ての要素がそろった完全な文になっています。したがってthat接続詞「名詞節」「~すること」と訳しましょう。

 

 

それに対して

 

 

例②

… that I use.

 

 

use「他動詞」で後ろに目的語(O)の名詞【必ず】必要です。したがってこの箇所は

 

 

… that I(S) use(V)(O)がない

 

 

と要素が全部そろっていない「不完全な文」ということになりますね。したがってこのthat「関係代名詞」形容詞節です。

 

 

これは非常に重要だからよく理解してください。このルールをもとにして実際に問題に当たってみましょう!

 

関係代名詞のthatと接続詞のthatの見分け方の詳しい記事はこちらです

www.makocho0828.net

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 本日の練習問題

[練習問題] thatの用法に注意して和訳しなさい。

(1)  He said that he was innocent.

(2)  That Tom will marry Mary is certain.

(3)  The man that I met the other day was a famous writer.

(4)  He’s the man that lives next door to us.

(5)  The fact that was revealed by the police was really shocking.

(6)  The fact that he is tired is shown in his weary appearance.

(7)  He is so strong that nobody can beat him.

(8)  She was angry that he had not won the race.

 

【解説】

(1)  thatの後ろの文は

 

…  that he(S) was (V) innocent(C) .

 

でこういう文を「完全な文」といいます。文型が完全にそろっていますね。したがってthatは接続詞。接続詞のthatは名詞節か副詞節になります。でも副詞節のthat形が決まっているのでした

 

だからこれは名詞節名詞節のthatは「~すること」と訳そう

 

He said(V) [ that he was innocent ].

訳:「彼は無実である(ということ)を言った」

 

 

(2)  That節の範囲はMaryまで。

 

[That Tom will marry Mary ] is certain.

 

Tom(S) will marry(V)  Mary(O)は「完全な文」。したがってThatは接続詞名詞節でis の主語(S)になっているのが分かるでしょうか。

 

訳:「トムがメアリーと結婚するのは確かだ」

 

 

(3)  that節の範囲はdayまで。

The man [ that I met the other day ] was a famous writer.

 

thatの後ろの文を見ると、met (meet)が他動詞なのに後ろに名詞がないのに気づいたでしょうか?

 

 

The man [ that I met  the other day ] was … .

 

 

このように本当は「必要なのに」ちゃんと揃ってない文を「不完全な文」っていうんだ!ここが難しいところですね。

 

したがってthatは関係代名詞。関係代名詞のthat節は前の名詞(先行詞という)にかけるのです。そう、ここではThe manにかかっている。

 

The man ⇐[ that I met the other day ] was a famous writer.

訳:「先日わたしがお会いした男性は有名な小説家だった」

 

 

(4)  that節の範囲はusまで。

 

He’s the man [ that lives next door to us ] .

 

 

誰が見ても後ろの文のlives(V) にSがないのは明らか。「不完全な文」。

 

that関係代名詞とわかりthe manにかけることになります。

 

 

He’s the man⇐[ that lives next door to us ] .

 

訳:「彼は私たちの隣に住む人だ」

 

 

(5) (6)はこれまでのまとめのような問題。ちゃんと訳せますか?

 

まずは(5)から。that節の範囲はpoliceまで。

 

The fact [ that was revealed by the police ] was …

 

[ ]内のwas (V)のSがないね。したがって「不完全な文」 → 「thatは関係代名詞」 → 「形容詞節でthe factにかかる」、という思考を経て

 

 

The fact ⇐[ that was revealed by the police ] was ~

 

と考えられればもう完璧じゃないですか。

 

訳:「警察によって示された事実は本当に衝撃的であった。」

 

(6)はどうかな。

 

that節の範囲はtiredまで。

 

 

The fact [ that he is tired ] is ~.

 

 

thatの後ろの文はhe(S) is(V) tired(C)SVC「完全な文」 → 「thatは接続詞」 → 「[ ]は名詞節(副詞節は形が決まっているのでありえない)」という流れから

 

 

The fact [ that he is tired ] is ~.

 

 

となればバッチリ。

 

名詞節の前に「名詞」がある場合

ところで、名詞節のthat節の前に名詞がある場合、その名詞とthat節は「同格」の関係になります。

 

その時that「~という」と訳すとバッチリです。

 

● 名詞 + that節(名詞節)の形

⇒  名詞と that節 は「同格」の関係

※ただし名詞は「思考・事実・発言」の意味を持つものに限る。

 

ここでは

 

The fact = [ that he is tired ] is …

 

 

と「同格」の関係になっているのだ!

 

訳:「彼が疲れている(という)事実は疲れはてた容姿に表れている」

 

合わせて読みたい

 

 

(7)  that節内の文は「完全な文」。したがってthatは接続詞

 

 

He is so strong [ that nobody can beat him ].

 

 

接続詞のthatの前にsoがある場合、so ~ thatの構文を作っている。したがってthat節は副詞節というわけです。簡単でしょ?

訳:「彼はとても強いので誰も彼には勝てない。」

 

(8)  that節内の文は「完全な文」。thatは接続詞

 

 She was angry [ that he had not won the race ].

 

that節の前にangryという「感情」を表す語句がある。

 

したがってthat節は「感情の原因」のthat節副詞節だ。これもパターンが決まっているので楽なんです。

 

訳:「彼がそのレースに勝たなかったので、彼女は怒った。」

 

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まとめ

さて、今回はいかがだったかな?このthat節完全に見極めるとそれだけで解釈能力は大幅に向上する、これだけは間違いなし!ぜひ会得して今後の学習に役立ててくださいね!

 

ではまた

「接続詞の学習方法・手順」について知りたい方は以下の記事を確認してみましょう。最短で「接続詞とはいったい何なのかが分かります。
 
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