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used toと be used toの違いとは?使い分けを絶対に間違えないコツを教えます!

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助動詞

 

この記事を読むと
used to と be used toの違いが一目瞭然になります

 

● みなさんこんにちは、まこちょです。

 

前回の【やさしく語る英文法⑰】で、used towould often普通の過去形について記事を書かせていただきました。

参考までに
www.makocho0828.net

 

この2つの助動詞の使い分けについては受験業界?の好物でもあり、出題確率が異常に高い箇所でもあるのは前回説明した通りです。

 

ところがused toにはもう一つ乗り越えなければならない「試練」が待っているんですね。

 

それがused tobe used toの違いについてです。

 

これはね、私も高校生の時に初めて見たのですが、本気で英語が嫌になりました(笑)

 

「これはひどい」って思いましたもんね。「俺は今いじめられている」って感じましたね。「ウソだろ!?」って…以下略。

 

どうやら当時のこの感覚は間違っていなかったらしく、半分あきれて質問に来る生徒が大多数のこの箇所、納得です。

 

そういうわけで今回はこの非常によく似ているused tobe used toの使い分け、いってみましょう。やっかいですがこの箇所も非常に出題確率が高いんですね。

 

出題者にサディ○ティックな方がいたと考えた方がまだ献身的かもしれません。

 

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used to とbe used toの決定的な違い

まずポイントはそれぞれの「性質」。


used to 助動詞ですので、toの後ろは「動詞の原形」が来るんですね。


例 He used to live there for many years.
「彼は長年そこに住んでいた」


つまりこのtoは「不定詞のto」なのです。覚え方はused to Vとしておくと良いでしょう。


それに対してbe used toの方なのですがこちらは「イディオム」「~するのに慣れている」という意味なんですね。まずこういった場合、先ほどのused toとビジュアル的に違いを押さえておくと良いでしょう。ためしに並べてみますね。


used to

be used to


まず注目はusedの前のbe動詞です。これはused to Vと非常に大きな違いになりますので、大いに意識しましょう。


またbe used totoに注目。このto不定詞のtoではありません。前置詞なんです。


したがって後ろには「動詞の原形」は絶対にきません。名詞か動名詞を置くことになります。したがって差別化をはかるために、be used to Vingと覚えるといいでしょう。


例 He is used to playing baseball.
「彼は野球をするのに慣れている」


ちょっとここで改めてまとめてみましょう。


used to V
⇒ 助動詞、「かつて~していた」


● be used to Ving
⇒ イディオム、「~するのに慣れている」

be used toのもう一つのポイント

じつはこの受験生泣かせのused toですが、もう一つ厄介なポイントがあるんですよ。


このbe used to Vingなのですが、be動詞getに変わったものがあります。つまり


get used to Ving


という形になりますね。


もちろんbe used to Vingとは意味が違うんです。


be used to Ving 「~するのに慣れている


get used to Ving 「~するのに慣れる



同じじゃないか!って思いませんでしたか?


ですが違うんです。be動詞は「状態動詞」ですので「変化」がありません。○の状態がずっと続いているんです。イメージでいうと○→○ですね。


それに対してgetは「動作動詞」。そこには「変化」が生まれます。つまり×の状態から○になるときに使うんですね。イメージは×→○です。


例 He is used to playing baseball.
「彼は野球をするのに慣れている(状態が続いている)」
 


例 He gets used to playing baseball.
「彼は野球をするのに慣れる(慣れてない状態から慣れた状態になった)」


わかってもらえたでしょうか?

 

ここまでの説明をYouTubeの動画でも確認することもできます。ネイティブの生きた英語でused to V、be used to ~ingの違いを学習してみてください。1分弱で学習できますので英語脳を作るのももってこいです!

 

ついに禁断の花園に手をだした!?

f:id:makocho0828:20170409173300j:plain

え~と…まだ終わりじゃないんですよ(笑)。


じつは私、この記事はここで終わりにしようって思っていたんですよね。ここまでで相当「知恵熱」が発生したと思いますのでちょっと休んでもらおうかなと。


ところがですね、このused toストーリー(?)はこれで終わりじゃなかったんです。


この箇所は全国の大学受験生を、ある意味「いじ○」ようと各大学がこぞって出題した結果、ついに受験生に「耐性」ができてしまった経緯があるんですね。


つまりみなさんこの問題にget used to Vingしてしまった(慣れてしまった)んです。


したがって問題としての価値観が一時なくなってしまったんですよね。


「またかよ」的なノリが受験生に広がってしまってみんなあっさりクリアしてしまうようになったわけです。


そこで大学側は考えました。なんとかこの問題にもう一度光を与えたい、受験生を恐怖のどん底に突き落としたい、い○めたいと。


そこで生まれたのが次のような問題でした。参考までにどうぞ。



【問題】( )に適切な語句を入れなさい

(1) When cooking, oil ( ) food.

① used to frying
② used to fry
③ is used to frying
④ is used to fry



【解説】


さてどうでしょうか、できましたか?


これまでの学習を踏まえると当然選択肢は②か③しか選べませんよね。ところがこの2つの選択肢を入れても意味がつながらないんですよ。



When cooking, oil used to fry food.
「料理をする際、油は食べ物を揚げたものだった」


When cooking, oil is used to frying food.
「料理をする際、油は食べ物を揚げるのに慣れている」?


この問題の答えを発表します。それは④


When cooking, oil is used to fry food.


え?toの後ろが名詞(動名詞)になっていないんですけど?と思いませんでしたか?


そうそこがこの問題のミソなんですよ。実はこの箇所is usedto fryが実はつながっていないんです。つまり



When cooking, oil is used to fry food.


青い部分が「受動態表現」、後半の赤い部分が「不定詞の副詞用法(~するために)」が合体したものだったのだ!


訳は「料理をする際、油は食べ物を揚げるために使われる」とバッチリなわけ。


ね?ひどくないですかこの問題。


そりゃ受験生も大変だわ…って本気で思いました。

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まとめ

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さて今回はいかがだったでしょうか。手取り足取り変えて登場する大学入試問題。大変なのは認めますが、こつこつ正しく学習すればどんな問題が出ても解答できる実力ができます。がんばってくださいね。


 

ではまた

助動詞の学習手順について知りたい方は、まず以下の記事を見て助動詞の流れをつかみましょう。

助動詞の学習手順を完全解説!これが迷わない勉強方法だ
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