● こんにちは、まこちょです。
大学入試センター試験に「リスニング」が導入されてはや11年が経過しました。
もちろん世の中の英語シーンが「読んで(reading)」「聞いて(listening)」とインプットに始まり「書いて(writing)」「話す(speaking)」とアウトプットするという英語の4技能を求められていますので、今後もこの傾向は続くかと思います。
ところが、先ほども触れたとおり大学入試センター試験にリスニングが導入されたのは、実はここ最近のことだったんですよね。
私なんか第一回センター試験の受験者だったのですが、リスニングがありませんでしたからね。当時はそのことについて特に疑問を感じていなかった、といいますか英語が苦手であった私にとってはむしろ「ラッキー」としか思わなかったのをよく覚えています。
語学学習でそもそも「音」を入れないなんて今となっては信じられないですけどね。
センター試験やその後に登場した各資格試験(TOEICなど)にリスニングが導入されたのも「当然」といっていいでしょう。
英語が言語である以上、コミュニケーションツールとしての在り方は当然であるので、その割に意思疎通が上手くできないということは「言語」として致命的と言わざるを得ません。
したがってこのリスニングというジャンルも非常に語学として重要なパートであることは明らかです。ぜひ積極的に日頃の学習に組み込んで見ましょう!
ところがこのリスニングというジャンル、今一つ勉強法が確立していないせいなのか、それとも若干言葉が悪いですが「なめている」せいなのか、苦手な受験生が多いことも事実なんです。
例えばセンター試験が近くなって来たからでしょうか、「先生リスニングってどうやって勉強したらいいんでしょうか」と12月ごろに相談にくる受験生が結構いるんですよ、これが。
はっきり言いますがリスニングは「積み重ね」が必要なジャンルです。
つまり定期テストよろしく、短期間でどうこうなるようなものではありません。計画的な学習が必要なんです。
そのためには毎日少しずつですが繰り返して英語の「聞く」という作業が必要不可欠です。この毎日継続が必要という点は、他の3技能と全く変わらないんですね。
ぜひ計画的にリスニング学習を行うことをオススメします。
まずはリスニング機材を充実させよう
リスニング学習を行う際、まず必要なのはリスニング機材をそろえることです。やはり携帯用が便利。ここは一発最初に揃えてみてはいかがでしょう。
おススメはコレ。私も長年愛用している優れものです。
このウォークマンの非常に優れた点は「再生スピード」を自由に変えることができることにあります。リスニングは同じ教材を何度も聞き返して学習することが非常に効果的なのですが、何回も聴いていると飽きてきます。そこで、これまでのスピードにさらに負荷をかけることによって耳を「鍛える」ことが可能になるのです。
しかもその範囲を指定することが容易にできるので、リスニングでどうしても聞き取れない箇所を指定して集中的に学習することが可能。それがワンタッチでできます。
もちろん「音質」は言わずもがな。さすが一世を風靡したソニーならではのサウンドを提供してくれます。倍速機能を使ってもこの音質が崩れないのがさすが!
もしリスニング機材を持っていないのでしたらこの機材はとてもおススメ。ぜひ揃えましょう!リスニング学習に良い弾みをつけてくれます。
英作文おすすめ勉強法・参考書
高校1年生(中学3年生から可)
まず高校1年生のリスニング勉強法ですが、英作文の場合と同様、この時期の学生は基本的な語彙・文法事項が未熟なことが多いので、まずはリスニング学習参考書に手を染めない方が良いのです。
【参考までに】英作文編はこちらになります
www.makocho0828.net
ではどうやってリスニングの勉強をしたらよいかというと、やはりまずはコレを使っていくと良いでしょう。
難易度 ★☆☆☆☆
やはりこれか!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ですがこのFORESTシリーズはそのくらい出来がよくあらゆる学習に対応できるんです。
極端な話、高校1年生はこれで「読む・書く・聞く・話す」を全部やれ!、まずはこの本を一冊完全に仕上げてから次のステップに行け!と本気で言いたいくらいです。
このシリーズはFORESTに収容されている短文がすべて音声化されているのですが、まずはこれを使って「耳」の基礎を作りましょう。
具体的な勉強方法ですが、次の手順が最強。
①徹底的に理解した英文を音読する(この時は音声を聞かなくてよい。とりあえず自分で発音してみる)
↓
②音声を何回か聞く(頭の中に音素を作る作業)
↓
③音声に従ってシャドーイング(テキストを見ながら。音声をできるだけ「真似る」)
↓
④音声に従ってシャドーイング(テキストを見ないで)
特に重要なのは②、④。まぁやってみてください。
最初は音についてこれなくて頭がジンジンしてくるはずです。
でも心配ご無用。最初は脳に「音素」ができていないので非常に苦しいのです。基本的にリスニングは、頭の中に「音素」が入らない限り「聴く」ことができません。ですから最初はこのシビレに我慢しなければなりません。
そして頭がシビレなくなってきた頃、あなたのリスニング能力は一段上がっていることでしょう。
ちなみにこの手順を①~④で行うとざっと30分以上かかります。当然喉が渇きますので水分を補給しながらやりましょう(笑)
この学習方法は英作文の下地作りでも当然威力を発揮し、学校の定期テストなど鼻で笑いながら点数が取れるようになります。非常におススメ!
高校2年生
高校1年生をこの作業に明け暮れたあなたはもうすでに受験準備万端です。次のステップに進みましょう。
基本的な学習方法は変わりないのですが、英文を「短文」から「ちょっと長めの文」にシフトしましょう。これをかなえてくれる参考書がコレ。
この2つをセットで使います。非常にオススメ。
まず英文の難易度が程よく、内容が面白く、しかも適度な長さとまさに至れり尽くせりのこのシリーズ。もちろんリスニングでも大活躍。
私は基本的に本当に良いと思える参考書しか紹介しません。このシリーズは長文の長さが程よくリスニングのシャドーイングに非常にベストなのです。
ぜひやってみてください。手順は先ほどの①~④で大丈夫。1年間【これだけ】で、高校3年生になるころにはシャレにならない英語力がついていることでしょう。
ちなみにこれを1年間使って仕上げるのですが、途中で速度を変えて聴くとなおおススメ。飽きがこないようにゲーム感覚で進んでいきましょう。
何度もやっていると、ここに記載されている長文を【覚えたくもないのに】全文暗記してしまうというおまけつき。外部模試などの長文など笑いが起こるほど簡単に思えるでしょう。
高校3年生(受験生)
ここまで徹底的に「耳」を鍛えてしまったあなたなら、学校のリスニング問題など軽くさばいていることでしょう。そこでここからは受験に向けた目的別参考書に手を染めていきます。
手順はこれまでと全く一緒。ですがここからは実際に問題を解いてみて実践力を養いましょう。
まずはセンター試験用はコレ
国公立2次試験用はコレ
灘高のキムタツこと、木村達哉先生の著書。500~600ワードといった長い英語を聞き取るための方法について詳しく解説しています。
30問もの模擬テストが収録されているので、他の参考書でリスニングの対策をした人が力試しで利用してみるのが良いでしょう。CDの音声もかなり早くなっているので、音読やシャドーイングを繰り返すことで入試本番でも動じないリスニング力を身につけることができます。
東大リスニングとうたってありますが、東大受験生はもちろんのことそれ以外の学生にも非常にオススメ。
まとめ
さて今回はいかがだったでしょうか。リスニングはともすれば「舐め」がちなジャンルですが、しっかりと手順を追って学習が必要であることをぜひ頭にいれて学習してくださいね!
ではまた
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